[追記あり3/26]
きちんと理解できていないので、うまく書けないのですが、どうにも気になるので書きます。詳しいかたのご意見を伺えるとありがたいです
厚労省が見解を変えたことについて、どうも批判的な論調が目立つように思います。うーん、なんというかな、「やっぱり危険なんだ」とか「タミフルは危険だから全面禁止」と言うまでは許さない、とかいう空気が根底に流れているような気がするのは、気のせいでしょうか。
タミフルと異常行動の関連をきちんと示すのは本当に難しいのでしょう。ポイントはタミフルを服用していないが異常行動を示した例との差だと思いますが、それは大変なのではないかな。現にそういう例も報告されているようですし。だから、「関連性は有意とは言えない」という暫定的な結論が出ていても、それはそれでそうとしか言えないのだと思います。これはデータが増えれば、変わる可能性があります。だから、データを精査しなおすというのは、もちろん正しい態度。
そのことと「当面の対策」とは別の話ですから、「関連については否定的だが、10代への投与は控えさせる」というのは、充分に「あり」だったのではないでしょうか。もちろん「控えさせない」という選択肢はあるのだけど、たぶん10代は体力もあってリスクも小さいので、タミフルをやめても問題はないという判断でしょう。
じゃあ「なぜ10代だけで、幼児は別なのか」については、結局、低年齢層では、インフルエンザによって死ぬリスクが大きいからですよね。
どうも「タミフルは副作用が心配されるから悪い」とか、さらには陰謀論とか、そういう単純な話になりがちなのですが、実際には、不確定要素が非常に大きい現状で「リスクとベネフィット」をはかりにかけて、意志決定がなされるわけです。
「副作用があって危険だから、全年齢でタミフルの投与をやめさせるべき」という意見に首肯しがたいのは、やめたときのリスクとの比較がなされていないからなのですが、じゃあ、タミフルでインフルエンザ脳症は減ったのか、あるいは死亡者は減ったのかというデータを見つけられずにいます。それが一番大事だと思うので、たぶんどこかに公開されているのでしょうが。
タミフルを処方されて問題が生じた人は「タミフルが悪い」と思うでしょうし、仮に処方中止となって、脳症にかかったら「タミフルを処方しなかったせい」と思うことになるでしょう。どっちにしても、そういう悲劇は起きるわけです。しかも、脳症は年間100人から数百人ですし、異常行動の数もたぶんそれ以下くらいと思われますから、タミフルを出そうが出すまいが、99.9%の人には影響ないんですよね。タミフルを飲まずに無事だったら「タミフルを飲まなくてよかった」と思うのかもしれませんが、実はタミフルを飲んだってほとんどの人は無事です。
ニュース程度の知識しかないので、全然見当違いのことを書いているかもしれません。ご教示いただければ、ありがたいです。
僕の理解では、これはまさに「いい・悪い」の二分法では決められない、難しい意志決定の例であって、「副作用が心配だから、やめさせろ」では済まない問題のはずです。
報道を見ていると、「10代だけ」というところに引っかかる人が多いようなのですが、それは「いい・悪い」の二分法でしか考えていないからじゃないかなあ。
もちろん、これが「親に判断を迫る」ものであることはたしかです。幼児にタミフルが処方されそうになったら、どうするか。最後は医師ではなく、親が決断しなくてはならない。それは大変なことなのですが、現状ではどうしようもないのではないかと思います。ちなみに、現時点では僕ならタミフルを選びます。
それから、浜六郎氏がさかんに「インフルエンザは風邪」だとか「脳症は解熱剤のせい」とか言ってるみたいなのですが、それはだめだと思います。タミフル反対派は浜氏の話ばかり聞いているのかな。両方の意見を聞かないと。こういう問題で「敵か味方か」みたいな判断のしかたをすると、とてもまずいです。
今からすごく気になるのは、もし「関連性を精査したが、やはり有意とは言えない」という結果が出たら、そのときに世間がどう反応するかです。
[追記(3/26)]
「タミフルを使いすぎている」という話は、まったくその通りで、普通の成人には必要ない薬です。それ以上に、近い将来、強毒性の新型インフルエンザが流行する可能性は非常に高いと思うので、そのために備蓄することと、耐性ウィルスを作らないということを重視しなくてはならない。だから、基本的に「老齢者や体力のない人にのみ使う」という方針にするべきでしょう。いずれにしても、「タミフルは悪」という方向へ世論を誘導するのはまずくて、おそらく近い将来、タミフルが本当に必要になる日が来ます。「備蓄もするな」は暴論にすぎる。
10歳以下については、インフルエンザ脳症のリスクを下げるかどうかが最大の問題だと思うのですが、僕にはよくわからなくなりました。
タミフル
2007/3/23
カテゴリー » サイエンス » インフルエンザとタミフル問題
― posted by きくち at 10:34 am
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この記事に対するコメント[140件]
1. hiko — March 23, 2007 @23:59:32
脳症になった際、非ステロイド系解熱剤を処方すると死亡率が上がる、ということではないでしょうか。
今は、そういう解熱剤は処方されず、死亡率に影響しないと考えられるアセトアミノフェン系が処方されているはずです。
浜氏は解熱剤が脳症の原因と言っているようなのですが、どうもその根拠がわかりません。
この件も自信があるわけではないので、どなたかご教示いただけるとありがたいです。僕の理解では、解熱剤は脳症の発症率には影響せず、死亡率に影響するということなのですが。
3. hiko — March 24, 2007 @00:52:06
それはその通りですが、現在は子供にアスピリンを処方しないことになっているはずですので、医者でもらう薬に関しては大丈夫です。その意味で、これは解決済みです。前述の非ステロイド系解熱剤も今は処方しないので、解決済みです。
ただし、家庭で勝手にアスピリンを飲ませちゃうとまずいわけです。
大人用バファリンはアスピリン入りだからだめで、子供用バファリンはアセトアミノフェン系だから大丈夫、っていうややこしいことがあるので、間違って使っちゃうケースはあるかもしれません。
大人用の薬を勝手に子供に飲ませてはいけないってことなんですが(注意書きをきちんと読めば書いてあるのだと思いますが、読まないですよね)
浜氏が言ってるのは、解決済みの話だと思うんですよ
7. たかぎF — March 24, 2007 @01:31:05
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/02/h0228-3.html
というページに置いてある参考資料の3番目の,"厚生労働科学研究費補助金平成17年度分担研究報告書「インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究」" を見ると,
異常行動発現についてタミフル使用/未使用で有意差は見られない
という結果が書いてあるのですが,同時に
アセトアミノフェンを使用したものでは、異常言動、けいれん、熱性けいれん、意識障害等の臨床症候の出現が有意に増加していた
とも書いてあります.
もちろん,アセトアミノフェンが異常行動の原因かどうかは不明で,解熱剤が必要なくらい高熱がでてることのほうが効いてるのかもしれないわけですが.
(患者全体でタミフルを処方されたのが 90%,アセトアミノフェンを処方されたのは 40%程度なので,半分以上は解熱剤をだすほどではない?)
熱性けいれんが出るというのは、端的に「熱が下がらなかった」ってことですかね。
その割合は、患者の多くがタミフルとアセトアミノフェンの同時処方なんでしょうか。
処方ですが、たぶんタミフルは毎食後だか何時間置きだかで出して、解熱剤(もし出すとすれば)は、発熱時に飲む「頓服」として出すんじゃないかな。だから、40%というのは、出された数じゃなく「実際に飲んだ数」で、ほぼ全員に出されているのかも。
9. たかぎF — March 24, 2007 @01:40:42
で、「多変量調整によって関連要因の影響を調整した結果、アセトアミノフェンと熱性けいれんの関連はみられなくなった」らしいですが、
「異常言動、けいれんについては依然として増加の傾向(有意水準 10%)が残り、意識障害は有意に増加していた」とか。
熱が下がったのか下がらなかったのかはよくわからんです。
このブログに、専門家が語った事として、将来のインフルエンザ大流行を見越して政府がタミフルを大量に備蓄している、という内容が書かれていました。
従って禁止は難しいのではないか、という話のようです。
コメントには反論も出ていますが。
http://ameblo.jp/oharan/entry-10026993700.html
結局、リスクの兼ね合いですから、ここでヒステリックに「タミフル追放」などということになっては大変です。
また、新型インフルエンザ発生時にタミフルを拒否する人が増えると、その分、流行が拡大する可能性もあります。
それで、ご紹介のURLの記事ですが、「専門家の言葉」はいいとして、ご本人の感想がまずい。
「オレが生まれてからこれまでの30年間で、インフルエンザにかかって異常行動を起こして死んだ人なんて滅多に聞かなかったんだよ」って、まったくの個人的体験だけで書いている。死んだかどうかは別として、今回「異常」といわれている行動の多くは、高熱でも起きるし、インフルエンザ脳症の前駆現象と言われているものとも合致しています。だからこそ、タミフルが原因かどうかがわからないわけ。
「自分が知らなかったこと」は「なかったこと」にしてしまうというのはあまりにもお粗末
12. hiko — March 24, 2007 @02:02:14
ピーエイ剤(アセトアミノフェン配合)の注意事項
http//di.m-pharma.co.jp/file/rev/b_pa09.pdf
下のほうに意識障害の頻度についての記載があります。
13. TAKESAN
— March 24, 2007 @02:04:32
「因果関係に否定的」とか、「因果関係について白紙撤回」とかは、ニュースで流れますが、そもそも、その「因果関係」というのがどういうものか、というのが、全然説明されていないのですよね。
別に、医学統計や疫学の方法を詳しく説明すべき、と言うつもりは無いのですが、少なくとも、どういう事を調べて、データにどんな処理をして、どういう結果が出れば、「因果関係がある/無い」と言えるのか、というのを、大まかにでも解説すれば、言葉に対して、ある程度の共通了解が出来て、良いのではないかと思います。
何か、報道を見ていると、「因果関係」という語が一人歩きをしている、という印象を受けます。とても強い言葉ですから、丁寧に説明をすべきではないかなあ、と。
どうも、情緒的に使われている気がします。
また、因果関係について「わからない」と言わせない雰囲気も感じてますし、科学的な結果なので「変わりうる」ということもきちんと認識されていない。
科学と報道に関わるいろいろな問題がまとめて出ているなあ、という印象です
タミフル服用後の異常行動について(厚労省平成19年3月20日)
とりあえずこれだけ貼っておきましょう。(あとは高見の見物:)
16. Mac — March 24, 2007 @04:48:32
いつも興味深く拝見しています、初めて書き込みさせていただきます。
このニュースに限らず、マスコミは読者、視聴者の分かりやすさを重視している傾向があると感じます。複雑な問題を単純化し、早急に結論を要求することが多いと思います。
これはニュースが消費の対象になっていて、読者、視聴者に頭を使わせずにより単純な消費を促すことが目的となってしまい、最も重要である出来事がただのツールになってしまっていると私は考えています。特に新聞は有料の形式を取っていて市場原理が働き、情報の質が向上するはずなのですが、多くの読者を獲得するために、より分かりやすく消費しやすい情報を提供し、結果情報の単純化がおきているのではないかと。(難解で思考を要求する文章だと、多分購読者は激減しますしね。)
そして、その単純化された情報が世論となり、今回のニュースのように厚生省を批判する形に落ち着いているんだと思います。
今回の事件では、死者も出ており早急な対策は必要なのかもしれませんが、きくちさんの仰るように二分法では重要なものがするすると抜け落ちていく危険性がありますよね。
データの少ない状況での科学的な判断の難しさを意識している人がマスコミには少ないのでしょうか
複雑で繊細な問題は、複雑なまま、決して単純化せずに考えていくことが必要だと思います。
タミフルとはあんまり関係のない話ですいませんでした。
厚生省が今後一万人規模の調査を行う予定なので、早いうちに結果が出るのではないでしょうか。前述のアセトアミノフェンの話も今後、出てきそうですね。
いずれにしても、「悪役」を作らなくてはならないという思いこみがどこかにあるのではないでしょうか。しかし、タミフルに関して現時点でそれを決められる状況にはないのだと思います。
「悪役のいない物語」に耐えられないのだとすると、非常にまずいです。
18. Blatanda — March 24, 2007 @06:32:03
タミフル問題については、因果関係も定かでなく、使用した場合と使用しない場合のリスク比較も明らかにされないまま使用制限となるのは、プロセスとしても問題が大きいと思い、いつかこのブログでも取り上げられるだろうと期待しておりましたので、思わずカキコさせていただきました。
もちろんご家族を亡くされた方のお気持ちは察して余りありますが、だからといって他方のリスクを放置するというのは、問題が別です。またマスコミは、同様の薬効を持つリレンザに比べタミフルが普及している点について、製造元のロシュ社とラムズフェルドとの関係の影響を匂わせる報道をしていますが、吸入でなければ効果が出ないリレンザより、経口で効くタミフルが普及するのは当たり前で、それをスルーしているかのような報道姿勢には違和感を感じます。
#吸入は家庭で対応できない場合が多く、病院にいくしかありませんが、吸入が必要な度に、高熱にうなされているインフルエンザ患者を、病院に連れて行く方がよいということでしょうか。
それにしても、「薬害タミフル脳症被害者の会」という名前も、今の段階ではどういうものかなという気が・・・
http://www.tamiflu89.sakura.ne.jp/
リレンザよりもタミフルが使われるのは、理解できます。
今回の件を陰謀論に持っていくと(仮にある程度の真実が含まれているのだとしても)、本質的な解決を遠ざけるので、それはきちんと分けてほしいところです。
端的には、陰謀論はあとでよい
http://glaxosmithkline.co.jp/relenza/link2.pdf
21. kitten
— March 24, 2007 @07:32:19
中外製薬からお金をもらっていた横田先生らの方が悪玉で、
いい加減なことを言っている浜先生の方が善玉に見えるのが問題です。
学者って信用ないなぁ、というのが私の感想です。
お金もらったくらいで、結果を捏造するようなら、
産学連携なんて言葉はありえないと思うんですが・・・。
因果関係については、「今のところわかっていない」はずです。
わかっていないからこそ、大規模調査が行われているわけで。
この先、見解がかわる可能性があるのは当たり前なので、
厚労省が何をいいたいのか、全くわかりません。
「タミフルは危ないと言ってくれる人」という基準だけで、彼の話が取り上げられているとしか思えません。「タミフル危険説」の学者を呼ぶにしても、もっときちんとした話のできる人を呼ぶべきでしょう。
23. tygrysojciec — March 24, 2007 @08:15:52
前提となるところから...
制度上の副作用について
まず、服用した個体に発現した望ましくない事象を有害事象(adverse event)といいます。この内、明確に因果関係を否定出来る事象以外は全て副作用(adverse drug reaction)とされます。つまり否定命題を証明されたモノ以外は全て副作用として扱われます。当然、ノイズは多いです。
副作用の無い医薬品は無い
副作用の無い医薬品は現在の科学水準では出来ませんし、存在しません。したがって、どんな医薬品でも副作用発生というリスクと疾患・症状の増悪というリスクを相対的に判断してから使用されるというのが、製薬企業・行政・医療関係者の一般的認識です。一般に医療上あるいは社会通念上許容される副作用は、例えば水虫薬と抗インフルエンザウイルス薬と抗ガン剤で異なり、疾患の重篤性と副作用の程度を勘案して医療を選択している訳です。
順序関係・相関関係・因果関係
たとえ話は難しいのですが、
「隣家のリフォームで有機溶媒臭がした後、飼っている犬が吠えた」という事象だけでは順序関係に過ぎない訳です。これを「リフォームによる有機溶媒臭の発生」と「犬が吠える」という事象のnを増やし、統計学的推定・検定から何等か有意な関係を見いだせば相関関係が考えられる訳です。でも、「リフォーム」を原因とした「隣家での夫婦喧嘩」に対して「犬が吠える」という関係であるかも知れず、相関関係=因果関係とは成り得ません。
例えば、犬の臭覚細胞と大脳中枢とにセンサーを付けて直接的な反応関係を測定して初めて「リフォームによる有機溶媒臭の発生」と「犬が吠える」に因果関係が証明されます。
因果関係の証明にはその発生メカニズムの解明が必須であり時間を要します。ことヒトで中枢神経障害の場合には困難と言えます。その一方、行政施策は因果関係の証明を必要とする訳ではありません。ライ症候群とアスピリンの関係の場合、そのハザード比の大きさ、明確な有意差、そして解熱鎮痛剤としてアセトアミノフェンという安価な代替え手段が容易に提供出来る出来ることから、因果関係が証明されなくても全世界で小児への投与が禁止された訳です。
タミフル服用による異常行動と考えた時、服用例の個別症例報告だけでは順序関係に過ぎず何も判りません。前向きの介入研究には時間を要するので、取りあえず2,500件を超える後向きのサーベイランスを実施した結果、タミフル服用時の異常行動の発現頻度が11.9%、非服用時の発現頻度は10.6%であり、僅かな差でしかなかったといえます。
言い換えると、脳症も含め疾患症状の増悪リスク(最悪の場合後遺症も残ります)と、十数%の異常行動発現頻度の上昇リスクのどっちを優先するか選ぶだけのことです。
インフルエンザに罹患した子供を親が観察していないことも問題である気がします。
実際、そういうことだと思うんです。僕はよく「薬は所詮、毒を薄めたものだ」という話をします。最終的には、リスクの比較でしかないんですよね。
今回の場合、「インフルエンザによる異常行動など聞いたこともない」という人が多かったことが、問題を複雑にしていると思います。何人かのかたがコメントしてくださっているように、実際にはインフルエンザで幻覚を見たりうわごとを言ったりという「異常行動」は、タミフルと関係なくあるわけです。ただ、ここにきて急に「異常行動」がクローズアップされるようになった。
要するに、みんな「個人的体験」でものを言い過ぎなんですが・・・
もちろん症状を見て薬物の禁断症状に似ていると思ってもそれは仕方ないかもしれません。親御さんは自分の感想を正直に述べているのですからそれはそれでいいでしょう。ただマスコミはそれを報道をするときに「薬物の禁断症状」から「薬剤(タミフル)は危険」だと連想することを懸念して報道を差し控えるとかするべきではなかったかと思います。
その部分よりも、具体的に「こんなだった」という証言のほうが意味があるはずです。
もちろん、そのかたが悪いという意味ではなくて、それを報道するときのやりかたの問題です
追記:
今考えたんだけど、「禁断症状」という表現がインタビュアーの誘導の結果だったら嫌ですね。いずれにしても、その表現は実情をなんら表していないのだろうと思います
27. kita — March 24, 2007 @08:13:48
子供がインフルエンザにかかったときのことを書きます。今年は次女(4)がA・息子(7)がBにかかりました。
私は看護士でも医者でもないので、単なるお話になってしまうかもしれませんが・・・・まあ現場から一言ということでお許しいただければ。
昨シーズンまでは「熱が出て48時間以内に検査をしてタミフルを処方しないと、効きが悪い」という流説(?)が母親の間ではまかり通っておりました。しかし今シーズン、医者に行くと「熱が出てすぐだと、検査結果がうまく出ないこともあるから、明日まで様子見てまだ熱下がらなかったら来て」になっていました。休日もはさんだため数箇所病院に行くハメになりましたが、どこもそんな感じでした。
で、インフルエンザ検査で陽性となると、大体
タミフル
頓服(アセトアミノフェン系解熱鎮痛剤)
が処方されます。
医者には既に厚労省から「タミフル服用後48時間は目を離さないように」とのお達しが来ていました。
息子は熱性けいれんの経験はないが、普段から高熱を出すと、「寝ていたのがむっくり起き上がり、座り込んであちこちを指差しこわいこわいと泣く」というような行動をとることがある。今回はタミフルを飲んでいても飲んでいなくても、そういう症状は出ました。
むしろタミフル服用後の方が軽かった感じでした。
次女は熱性けいれんの経験あり、息子ほどではありませんが、高熱を出すとやはり、同様の行動をとることがある。
こちらはタミフル服用後(確か二回目)に一回だけ、でした。
どこからどこまでが「異常行動」なのか、普段高熱を出したときの本人の傾向はどうなのか、飲んでからの時間、発熱してからの時間・・・要素がありすぎて、データを取ることはかなり難しいのでは、と思います。
ただ、今回、近所の医者の言ったひとことが印象的でした。
「まあ、インフルエンザだって、極端なこといっちゃえば単なる風邪、ですからね」
・・・昨シーズンまでは、単なる風邪とは違います、という触れ込みじゃなかったでしたっけ。
インフルエンザは症状からすると「風邪といえば風邪」なんですが、でも体力のない人なら死んでしまうくらいのものなんで、やっぱり「ただの風邪じゃない」んですよね。
29. たかぎF — March 24, 2007 @10:51:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000301-yom-soci
そういう例が少ないのか、あっても報告されることが少ないのか。
これだけ「タミフルが悪者」というイメージがつくられちゃうと、タミフルを飲んだ場合だけ過剰に「異常行動」が報告されてそうな気はしますね。
タミフルと異常行動の関連が否定されたのは、「タミフルを飲まなくても異常行動はある」からですよね。だから、報告はされているけど報道されていないのでは
31. ROCKY 江藤 — March 24, 2007 @11:05:01
ボンバルディア機が胴体着陸(厳密には胴体着陸でないが)すると、同メーカーの機体の些細なトラブルもいちいち記事にされるし、
不二家がお菓子の原料で不正をすると、他のメーカーでもあるようなたいしたことのない問題でも、ことさら記事で叩かれる。
同じマスコミのことですから同じような現象が確実に起こっているでしょう。
32. mastacos — March 24, 2007 @10:34:40
数年前、インフルエンザにかかりましたが2日後に出張があり、
医者に行ってなんとかならないか聞いたところ。
点滴を打たれました。
そうすると熱でフラフラで立っているのもやっとだったのが
1,2時間で熱が下がり、普通に戻りました。
タミフルかどうかは判りませんがここまで劇的に効くとはびっくりしました。
ところがその後すぐに全身の関節が激しく痛み、
寝ても起きてもいられず2,3時間身悶えしつづけました。
熱が引く前も多少の痛みは感じていましたが、
熱が引いて頭がすっきりしたので逆にそれを強く感じるようになったようでした。
以上の私の経験から、タミフル使用後の異常行動はタミフルが原因ではなく、
元々インフルエンザが原因で幻覚など異常行動の要因があったが
体がまともに動く状態ではなかった。
タミフルを飲んで急激に熱が下がり体は動くようになったが上の例とは逆に
頭部はまだインフルエンザの毒性が残っていた。
→そのまま幻覚に導かれて体が動き、転落死。
ではないかな、と推測しています。
もちろん私は薬の知識など全く無いのであてずっぽうではありますが。
私はタミフルは安全な薬だと思ってます。
だってこれほど異常なほど大量に使われていて、
これだけしか副作用の害が出ていない薬が悪なら
ほとんど全ての薬は悪になってしまうんじゃないですかね?
本当に悪いのはなんでもかんでもタミフルを使ったことでしょう。
明らかに使いすぎです。
これは薬漬け日本の膿のひとつに過ぎない気がしますね。
で、「薬漬け」の件ですが、まあたぶん、現時点でのインフルエンザに関する限り、普通の成人にはそれほど必要ではないんですよ。1日早くなおるだけですから。
でも、体力のない幼児や高齢者には出したほうがいいわけで。
34. Jun — March 24, 2007 @11:17:00
あったようですね。
高層マンション住まいが異常行動時のリスクを増やしているとの記述
もあり、なるほどと思いました。
我々一般人としては、タミフルのリスクだけでなくインフルエンザの
予防注射によるリスクを含めたもっともリスクの少ない手法は何かを
知りたいですね。
>同じマスコミのことですから同じような現象が確実に起こっているでしょう。
マスコミが何を取り上げるかについての偏りはもちろんあると思うのですが、それ以前に親が医者に(とか医者が厚労省に?)報告する時点でバイアスがかかってそうだな、ということが言いたかったわけです。
つまり、タミフルを飲んでいなければ「熱にうかされてるな」という程度のことでも、タミフルを飲んだ後だったら「きっとタミフルのせいにちがいない」って思って報告する、みたいな。
36. ちがやまる — March 24, 2007 @11:41:52
うちの子は抵抗力とか特に問題がないので。父親(私)はふつうの(インフルエンザウイルスによるものも含めたウイルスによると考えられる)風邪なら自然経過をとらせた方がいいのではないか、という考えを持ちます。インフルエンザの流行期でないとき学校から熱を出して帰ってきて、次の日の夕方(大抵熱のピークは過ぎてますよね)に、病院?行ってない;薬?飲んでない;というあたりで、世間の奥様からは、どんな親だ?というふう目でみられるようです。インフルエンザが疑われる時(流行期で急激な高熱)は、治療薬の効果を体感している母親との間でちょっとした緊張状態が出現します。今年ひとり(10代女児)が熱を出して帰って来た時には、上に受験生(ワクチンは接種済)がいたことから、次の朝すぐに診断を受けた上タミフルを飲んでました。もちろん、熱が下がってから2日は学校を休ませました。
ちなみに25.kitaさんの『「熱が出て48時間以内に検査をしてタミフルを処方しないと、効きが悪い」』は真説でしょう。インフルエンザウイルスは犠牲になった細胞から出芽して増えますが、皮をかぶった粒子ができる時に必要な酵素を止めることで効くのですから、体じゅうにウイルスが広がらないうちが勝負です。広がれば症状が消えるのにも時間がかかりますから、重篤な合併症でもない限り何のために薬をのむのかわからないことになるでしょう。
37. kita — March 24, 2007 @12:08:36
「副反応」らしきものが出ました。
簡単に言ってしまうと、「プチ・インフルエンザ」のような感じ。
一日で熱も下がり治りましたが、実際にインフルエンザにかかったときのような「異常行動」も出ました。
厚労省に問い合わせしましたが、「医師の診察を受けていない以上、なんともいえない」という回答でした(かなり丁寧・迅速に答えてはもらえましたけど)
一日で治っちゃうと、医者に連れていくひまもないですよね。
あまり症状がたいしたことないと、「ちょっと様子見よう」ってなるだろうし。だから当然データもない、ようでした。
その時の私の感覚としては、
「あ、やっぱりインフルエンザって、普通の風邪よりはキツイんだ」
でした。予防接種っていうのも要はインフルエンザを身体の中に入れるわけだし・・・(ちがいます?)
タミフルはほぼ無実だと思うんだけどなあ。
インフルエンザという病気を、なめたらいけないな、と思います。
タミフルだって「治す」薬じゃない、「ウイルス増殖を抑える」薬なんだから。
38. kita — March 24, 2007 @12:20:48
>『「熱が出て48時間以内に検査をしてタミフルを処方しないと、効きが悪い」』は真説
すみません、書き方を間違えてしまいました。
これが真実であることは知っていたのですが、これをもとに、
母親の間では、
「インフルエンザが流行時は、急に高い熱が出たら出来るだけ早く医者に連れていかなければならない」
という常識になっていたのです。
昨シーズンはかからなかったのでわかりません が、今シーズンは48時間以内、というのは変わりませんが、あまり早すぎてもダメ、という感じになってました。
検査方法も変わったのでしょうか??
変わったようなきがする・・・どなたかご存知では?(って自分で調べなきゃですね、すみません)
39. ど — March 24, 2007 @12:46:16
確か、簡易検査キットが普及して、普通の医院でもすぐにインフルエンザ・ウィルスの存在を確認できるようになってきたと思います。
>>「悪役のいない物語」に耐えられないのだとすると、非常にまずいです。
このタミフル問題でのマスコミの報道内容や横田横浜市大教授を研究班から除外した際の柳沢厚労相のコメントを見ていると、悪役というより「黒幕」のいない物語に耐えられない人達が、もうすでに一般層の中に一定数いるのではないかと思います。
安い陰謀論者よりもある意味タチの悪い、どこかで自分達を陥れて利を得ている誰かが居るのではないかという考えを、あらゆる出来事に対して適用する事で、その利を得る誰かを排除しさえすれば問題は解決、一安心できるというような。このような人達の考えが社会的に認められ始めているとしたら、ニセ科学が今より蔓延するのは時間の問題でしょう。
それを防ぐ為にも一般の人々には、医療統計などの知見に基づいて、異常行動の発生とタミフルとの因果関係がある程度解明されるまでは、冷静にリスクとベネフィットを比較して服用するような判断が求められると私は思うんですが、きくちさんが以前から仰っているような二分法の思考に慣れてきてしまった人達(一般人はもちろん、一部のマスコミや評論家、専門家まで含む)は、とにかく早急に「結論」を求めているように私には見えます。
私はこうした一般社会の流れに抗するのも、ニセ科学対策には重要だと考えます。
41. キャス — March 24, 2007 @14:14:09
インフルエンザについては、予防接種を含めいろいろいわれていたので、少し調べてからタミフルを飲みました。私が参考にしたのはここです。
http://hobab.fc2web.com/sub6-Tamiflu.htm
タミフルはインフルエンザのA型、B型に利きます。B型への効果は少し落ちます。
私は子供の頃は体が弱く、よく高熱を出し、高熱を出すとたまに幻覚をみた覚えがあります。
木の木目から妖精が這い出してきて、襲い掛かってきたりしました。
二十歳のときに42度の熱が2日続いたときは、頭の上で熱と風の妖精が喧嘩していました。夢と現実が混ざったような感覚です。子供の頃にこれを見たら、何階に住んでいようが、家を飛び出すかもしれません。ただし、こんな状況のときは、体も疲労困憊していてい、逃げ出そうにも体が動かなかったでしょう。
私の母親は、私のために医者で薬をもらうたびに、効用・副作用・飲む時間の幅・症状によりどの薬を飲むのか、どの症状が治まればどの薬をやめればいいかを根掘り葉掘り聞いていました。そのせいか、私の母は頓服はめったに使いませんでした。
「主治医がいないため、たまに医者に行っても意思疎通をとれない。」、「医者と会話をするにしても、基本知識がない。」とういのも問題の根底にあるような気がします。
42. ちがやまる — March 24, 2007 @15:31:34
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0321-1.html
10歳代のタミフル服用後の転落・飛び降り事例に関する副作用報告について(厚労省医薬食品局平成19年3月21日)
なぜ10代か、というのはすでに皆様ご存じのとおり、これらの例を考えているからですね。
43. amakubo2 — March 24, 2007 @15:45:58
リスクというものは薬に限らず全ての物事に存在しています。問題はその比率が高いか否かということなので、発生頻度が判断基準の重要なポイントになる。しかし、マスコミ報道にはその点が欠けているのが気になります。
発生頻度が百万分の1以下の場合には、問題にしないというのが世界における共通認識(厳しい批判的な学者でも認める)になっています。
タミフルの使用量は日本では突出していて、16歳以下で延べ1160万人も使われ、異常行動などの精神神経症状が70人ほどに見られた。従って約17万人にひとり発症していることになる、従って、議論の対象になり得る。一方、アメリカでは19歳以下で推定87万人に使われていて、精神神経症状の報告は1例なので、問題なしという結論になった。
しかし、日本では17万人に1人という発症確率があるから、タミフルが原因だともいえない。何故ならインフルエンザに限らず40℃近い高熱を出した場合、うわごとをいったり精神的高揚や錯乱に近いことが起ることがあることは広く認めらている。従って、統計学的に判断するにはタミフルを服用しない人の異常行動についてのデータ収集が必要である。薬の場合には副作用情報収集義務を販売会社に課しているので集められるが、服用しない場合には収集手段がない。勿論、死亡例では死因が報告されるのでそちらからの解析アプローチの手段はある。しかし、今度は100万分の1の確率のカベに当たる。
従って、我が国だけでは、今後とも科学的判定の結論を下すのは困難であろう。世界的規模ではタミフル服用者が時とともに増加するので世界的視点からの判断が必要であろう。
科学的な結論が出るには時間がかかるので、結局、タミフルを服用するメリットと起るかも知れない異常行動を天秤にかけて判断するよりほかに方法はないであろう。
個人的には、タミフルは将来流行するかもしれないトリインフルエンザなどに備えるもので、インフルエンザでは安易に使用しない方が良いと思う。
44. amakubo2 — March 24, 2007 @17:48:01
30年ほど前、丸山ワクチンを何故認可しないのかジャーナリズムが騒いだことがありました。
ところが丸山ワクチンの場合、効いたという症例報告はしても、何人にしたかいつも全体の母数が伏せられていた。有効率1%なのかもっと低いのか高いのかもわからなかった。
丸山ワクチンの抗癌作用は有名になったので、主作用といわれた免疫作用についてはフランスのパスツール研究所で効力が徹底的に調べられた。しかし、この程度の効力を示すものは沢山あるので、発明者を研究所に招待し、免疫以外に考えているメカニズムを聞いたが、それ以上の考えは得られなかったそうである。
丁度同じ時期、アメリカで100人の内科医が参加して臨床試験が行われた。158例の症例が集まった中間段階でFDAは中止の決定をくだした。重篤な副作用発症例は1例もなかったが、理由は効力がなかったことによる。2例に主観的な指標で改善した例(しかも短期間)があったということであり、全例がほぼ無効だった。
勿論、1万人もすれば効く例は何人かは出るであろうし、全く無効であるとはいわない。しかし、そんな確率に期待する意味があるだろうか?
今も昔もマスメデアのヒトは確率の論点を忘れたという思いから、あえて古い話を持ち出した。
「発生頻度が百万分の1以下の場合には、問題にしないというのが世界における共通認識(厳しい批判的な学者でも認める)になっています。」(#39 March 24, 2007 @15:45:58)
この「合意(?)」の背景はどのあたりを参照したらいいでしょうか?
(私自身はこれから旅行に出かけますので、すぐにお答えを拝見できるかはわかりませんが、ぜひお教えくださいますようお願いもうしあげます。)
46. ちがやまる — March 25, 2007 @03:57:14
百万文の1というのは、インフルエンザになって薬物を使わない場合の死亡率がこの程度という事のようですね。ロシュはTamifluを使えばこの死亡率の6〜9割に減らすことができると言っている、というようなことが、グーグルを"fda tamiflu"で検索してみた中に書いてありました。
47. pooh
— March 25, 2007 @09:08:32
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070324#p1
嫌らしい云い方をすると、「誰かの私利私欲のための陰謀」と云う発想は、ある種の人間にとって(おそらく発想の近しさゆえに)「分かりやすい」ものなんだろうな、と。で、非常に説得力があるように見える、と云う部分があるのではないかと思います。
この流れはまずいと思います
浜六郎氏はやっぱりトンデモだよね。彼を持ち上げるマスコミは問題が大きい。
「薬害被害者の会」は、少なくとも彼を理論的支柱にするのだけはやめるべきだと思います。もっといろいろな人の意見を虚心に聞かないと。
49. zorori — March 25, 2007 @10:17:33
しかし、その場の雰囲気はそのような冷静な指摘をすれば、被害者の方の感情を逆撫でするようなものでした。担当官は、ただただ「因果関係は不明」というしか無く、それは非常に冷たい印象を視聴者に与えただろうと感じました。
被害者と被疑者の間の議論では、犯人と決めつけた言い方を被害者側がすることがあります。これは被害者の方の心情としては良く理解できるのですが、冷静かつ中立であって欲しい報道までがそういう感情的な伝え方をします。
私自身も仕事上で被疑者の立場に立たされて、非常に対応に苦労することがあります。住民問題の類です。被害者の方の感情を害しないようにと気にするあまり、因果関係が不明あるいは無い場合でも、何らかの補償をした方が、問題が早く決着して楽だという気分になります。このようにして因果関係の解明がうやむやになっていくわけです。
厚労省も真実の解明よりは「高度な政治判断」をする可能性は大きいと心配しています。
僕もこの記事を書くにあたって、非常に気を遣っています。気を遣いすぎているかもしれないので、少し考えようと思っていますが。
なんというか、「冷静な判断をすると悪人に見える」という状況下でなにかを言うのは難しい。マスコミの報道こそ、もっと冷静であってほしいものです。
とりあえず、浜氏の意見を大きく取り上げるのはまずい。同じ「危険説」を取り上げるにしても、もっとまともな人をとりあげないと。
51. bbdqn — March 25, 2007 @09:32:04
きくち先生をはじめとして皆様の冷静な議論を読んでいて、とても心強く思います。
変異型CJDの牛肉輸入問題でもそうですが、因果関係が明確に肯定も否定もできない、
ごく稀に起こりうるかもしれない事象に対して、どのような対策を立てることができるか、
それを不特定多数を対象にしてどのようにアナウンスしたらよいか、というのは今後も
あらゆる局面で発生しうるリスク・マネジメントの課題だと思います。
それにしても、迅速キットで陽性ならタミフル処方、は安易すぎました。
従来なかった画期的な薬であることには異論はない(効果は時に劇的)のですが、
変異型インフルエンザでもタミフル耐性株が報告されているようですから、
できるだけ処方の適応は絞って、パンデミックに備えるべきでしょう。
通常の免疫反応が期待できる場合という条件つきで、
「インフルエンザは風邪の一種」は正しいのですが、
同時に、手洗いやうがいの励行、罹患したら登校や出勤は控える、
基礎疾患等があり重症化しやすい個人はワクチン接種を徹底する等の、
地味な対策の必要性が、マスコミ等でもっとアナウンスされてよいと思います。
52. くまさん — March 25, 2007 @11:32:23
どの薬も認可されるまでに、事前に、しかるべき機関により、十分な検証がなされているものと、(私を含む)一般のひとは考えるのではないでしょうか。
十分な検証がなされていれば、今回の件でもマスコミが騒ぎ出した時点で迅速にきっぱりと説明でき、おおごとにならなかったと思います。
偉い人が歯切れの悪い回答をするので、これはきっとクロなんだろうと確信してしまうのは、松岡大臣の件と似ています。
事前の検証の内容が気になります。今回の件を説明するだけの観測データが採れていたのかどうかが気になります。
採れていないならば、薬の認可のしくみそのものの信頼性の問題に発展するかもしれません。
今回の問題は、タミフルを使わなくても一定確率で起きる現象の確率をタミフルがどの程度上げるか、なんです。
下のほうで、詳しい説明をしていただいているので、簡単に書きますが、今日のニュースで、発売以来の副作用報告が1800件と出ています。投与者総数は1000万人を超えているはずですから、数千人とか1万人とかにひとりということだと思います。
それだけ低い確率の副作用(しかも、これは全報告で、今回問題になっている「異常行動」はその一部ですし、すべてがタミフルのせいという意味でもないはずです)を事前にチェックすることは不可能です
このレベルで100%を求めると、あらゆる薬は認可できなくなります。
薬の副作用で思い出すのは、小柴胡湯の副作用が90年代に発見されたことです。これは2000年近い歴史のある薬だったはずなんです。
54. TAKESAN
— March 25, 2007 @12:06:52
立花隆氏が、記事を書いておられますね。
今の時期に、あんなセンセーショナルなタイトルで記事を書くのは、いかがなものかと思うのですが…。尤も、立花氏としては、今の時期だからこそ、書かれたのかも知れませんが。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070324_tamiflu/index.html
全体像をまったく見ていない
56. ど — March 25, 2007 @12:07:56
すべての可能性を検査、検討することは不可能ですし、もしそれを医薬品認可の条件とするならば、どのような医薬品も認可されることはないと思います。
57. Kimi(66) — March 25, 2007 @12:15:08
極端な報道の方が売れますから。
きくちさまのおっしゃるように、タミフルと「異常行動」がどれくらい関連性があるのかは、もう少し冷静になるべきかと思っています。
いずれにせよ、新型インフルエンザに対抗していくためには、タミフルのようなお薬が進化せざるを得ないですしね。
なんで、「いいとなれば、めっちゃ使う」「ちょっとでも副作用があれば、全面禁止にしろという」の二者択一でしか動かないんですかね。
民主党が厚労省の対応を追求する構えらしいんですが、感情的にやらないでほしいです。
タミフルの備蓄は必要なんですから
59. com — March 25, 2007 @14:40:35
僕がこの一連の記事を読んでの感想は…98〜00年頃の環境ホルモンに関する報道と被ってしまっています。
タミフルは効果と副作用、環境ホルモンは毒性と対策に必要なコスト、で構図が若干違うのですが、不確定要素を「予防原則」(今回はこの言葉がまだ出ていませんね)という名の元、原因解析を疎かにし無駄なコストを費やしました。
また、不確定な情報を逆手にとり、不正確な情報を伝えた学者、マスコミの構図は全く同じです。
またあの時の騒動を繰り返すのか、と思うとウンザリですね。
まぁ、comが会議主義の扉を開くことになったできごとと酷似しているので、動向を見守りたいと思っています、
会議主義→懐疑主義
atokのバカー_| ̄|○
61. おきなわん — March 25, 2007 @14:59:14
医学関係者が見ておられることと存じますので。。
安保徹はだいじょぶな人ですか?
「免疫を高めると病気は必ず治る」。(マキノ出版ムック)
「爪もみ」という自律神経免疫療法を紹介しています。
それから竹内久美子は?
血液型Aがアジアに多いのはコレラと関係があり、
アメリカ大陸にO型が多いのは梅毒と関係があるそうですが?!
わたしは境界性人格障害と軽度リウマチ、
現在躁状態です。
40年以上あちらこちら彷徨ってはだまされております。
安保徹のことは知りませんが
63. PseuDoctor — March 25, 2007 @14:58:27
タミフル問題そのものについては既に皆さんが冷静な議論をなさっているので私が付け加えることは特にありませんが、簡易検査についてだけコメントします。
現在最も広く使われている検査キットは、インフルエンザ抗原(つまりウイルスそのものの一部)を抗原抗体反応を用いて検出するものです。患者を見逃さない為に感度を高目に設定してありますが、それでも100%ではありません。
一般的に、検査の感度(病気の人を陽性と判定する確率)と特異度(病気でない人を陰性と判定する確率)とはトレードオフの関係にあり、両方を高くするのは難しいです。実用化されている検査では概ね両方とも90%以上ですが、両方とも100%ということはありえませんし、片方だけ100%にするということも実用上ありえません。
ここでも、確率が重要な意味を持っていると思います。
64. TAKESAN
— March 25, 2007 @16:48:31
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1586253#hide
66. kitten
— March 25, 2007 @16:50:23
wikiですみませんが、治験の項目を参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BB%E9%A8%93
承認までに実施される臨床試験では、数百人(もっと多いこともあります)に対して実際に投与され、効果、副作用などを調べます。
服用者の1%以上におこる副作用はあらかた出てきますが、それよりも確率が少ないものは、わからないこともあります。
承認されたあと、市販後調査などでわかる副作用もあります。
実際、タミフルの場合も副作用に「精神・神経症状」の項目が追加されたのは、発売から3年後の2004年です。
患者を使った人体実験といわれればそのとおりです。ただ、画期的な薬を待ち望んでいる方も多いのです。現在の制度はそのバランスの上に成り立っているのでしょうね。
67. amakubo2 — March 25, 2007 @18:12:48
<fda tamiflu>を読んでいませんでした。
100万分の1に関する記述は6,7年前ごろ、有害物質(何か忘れた)の環境問題の記述で読みましたが、そのときこの確率ならば反対論者も納得するということが書いてあったことを覚えていたので書きました。今回この確率に関する資料をネットで探したのですがみつかりませんでした。この文献の信頼性をチェックし、把握しておくことは重要と思うので見つかったときには報告します。
なお、先の文で舌足らずな点に気がつきましたので訂正します。
訂正前:我が国だけでは、今後とも科学的判定の結論を下すのは困難であろう。世界的規模ではタミフル服用者が時とともに増加するので世界的視点からの判断が必要であろう。
→訂正後、わが国では10代の症例が今後得られなくなるのでこの層の解析はますます困難となろう。一方、世界全体で見ればかなりのスピードで症例が蓄積され続けられるので、世界的視点からの方がより全体像の正確な判定が下せるのではなかろうか。
68. FREE — March 25, 2007 @21:11:38
でもそうするとアセトアミノフェンはNSAIDではないけどCOXを阻害すると記憶しています。うーむ矛盾している。
間違っていたらすみません。
タミフルは日本で使いすぎて抗タミフル型のインフルエンザが発見されたと聞いた記憶もあります。
使いすぎか使わないか両極端ですよね。リスクコントロールが一切無い。
医療に完璧を求めるのが心情ですが、無理解すぎると思います。私の通院している病院の医師なんかは前の病院で対処しきれず転院になった時の最初の言葉が
「前の病院の先生は十分に手を尽くしています。これ以上急に良くなる期待はしないでください」
でした。慢性病なのでしょうがないですが、このような正直さを出せる余地って減っているのでしょうか。聞いたときはひどいと少し思ったけど。
69. BUNTEN — March 25, 2007 @22:23:33
うーみゅ。
一方で、陰謀論を呼び込むような行動を取らない関係者、というのも重要だと思うわけです。
タミフルに関しては
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-20/2007032015_01_0.html
やら、http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%89+%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%95%E3%83%AB&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
とゆー話も飛び交っているわけで、それと薬の作用ないし副作用そのものとは、もちろん独立した話のわけですが、こーゆー状況の中できちんと判断してますということを信じてもらうには、李下に冠を正してはアカンよーな気がするわけです。(^_^;)
>お金もらったくらいで、結果を捏造するようなら、
>産学連携なんて言葉はありえないと思うんですが・・
そりゃまそうなんでしょうが、たとえばライバル業者をうまく絡ませるとかやって疑惑をかぶせられる余地を減らすことができそうな気もするわけで。m(_@_;)m
あと、投薬される人(ないしその保護者)が意志決定をしなければならないことになっているわけですが、そこらにある情報の非対称性とゆーかそのへんのややこしい問題もあることもあって、自己決定だから何が起きても100%自己責任だとやっちゃっていーものなのかというと正直疑問でして、事故ないし喪失の哀しみには寄り添えないとしても、金で償える部分があるなら、無事な人の得た利益の一部でもってなんぼか肩代わりするという方向があってもいいのではないか。今はそういう仕組みがないから、特定の誰かの責任にして賠償を取るしか方法がないという面があって、産科崩壊問題あたりではそれで非難がヒートアップしているような気もするわけです。
ただ、今回の問題は、陰謀論の話をするよりも先に議論するべきことがあるはずです。本質は陰謀論の部分にはないでしょうから。
陰謀論とはまったく別に、タミフルは重要な薬だと思います。特に、新型インフルエンザに備えるという意味で。僕は、陰謀論的な解釈が先行して、「タミフルは悪い薬」という印象が広まることを懸念しています。
71. kitten
— March 25, 2007 @23:32:59
確かに、もっと透明度の高い方法はありえると思います。
業界の常識とはいえ、疑われても仕方ない部分はありますよね。
また、医薬品における副作用の場合、すでに救済制度があります。
http://www.pmda.go.jp/help/index.html
この財源は、それぞれの製薬会社(と、国)の拠出金です。
もっとも、「副作用」と認定されるかどうかは、厚生労働省の判断になるようですが。
72. bbdqn — March 26, 2007 @01:00:56
日本のマスコミの中では比較的マトモなジャーナリストだと(漠然と)思ってましたが、
どうもトンデモない方面に往ってしまわれたようですね。
今回のタミフル関連記事も、ジャーナリストとしての資質を疑わせるものですが、
それ以上に驚いたのが、数回前の安倍首相の健康問題と題されたエントリーです。
ヘイフリック限界を枕に、何の脈略もなくステロイドの副作用を持ち出し、
結論は安倍氏への誹謗中傷みたいな話になってます。
安倍氏の政策に反対であるなら、それはそれで堂々と論陣を張ればよいはず。
驚き呆れると同時に、こんな駄文を載せる日経の編集センスを疑ってしまいます。
(もしかして、こういうレベルの低いのが反安倍勢力なんだ、という逆宣伝?)
73. くまさん — March 26, 2007 @01:36:54
>55. ど さん
>64. kitten さん
丁寧な説明、ありがとうございました。
この話って、マスコミは国民に伝えているのでしょうか。
海外では当たり前に使われている抗ガン剤が日本では認可されない話などを耳にすると、日本では慎重に検証するものと思い、認可された薬は安心して使用できると考えてしまう(完璧だと思ってしまう)のですね。「慎重に検証している」が、「完璧である」と拡大解釈してしまうところは、悪しき二分法的思考ですね。
「高確率で起きる軽微な副作用」も、「ほどほどの確率で起きる中程度の副作用」も、「低確率で起きる重大な副作用」も、期待値的には同程度なので、治験においていずれも検出して欲しいと期待するのが自然な発想だと思います。しかし、現実は、おっしゃられたとおり、低確率すぎると重大さに関係なく検出されないことが起きます。この、期待と現実の間に生じたこのギャップが問題の本質な気がしました。
このギャップの存在を世間に知らしめるのは国とマスコミの責任ですね。そのギャップは妥当である(世間が納得できる)かどうかは国の責任ですね(とは言え、代案が無いのでどうしようも無いと思いますが...)。そのギャップを踏まえたうえで、薬を使用するかどうかの判断の責任は、患者と医師が持つということでしょうか。この責任をそれぞれが自覚していれば、今回の件も違ったことになったと思いました。
# ...私も理系の人間なのですが、皆様の逆サイドでバカやっているみたいで...(うーん)
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2007/03/post_068b.html#comments
津田さんによれば、副作用についてはデータの分析に誤りがあり、「明らかに有意」ということらしいのですが。
78. イージー — March 26, 2007 @05:30:30
日本より患者さんのデータベースが整備されている英国での事例です。
精神神経用薬のsertindole(日本では未発売)が新発売後、致命的と思われる不整脈の報告率が、他の精神神経用薬の10倍以上に達したため、1998年11月に一時発売中止となりました。
その後、大規模なレトロスペクティブな調査が実施され、他の精神神経用薬と同等である事が確認され、3年後に発売一時中止が解除されています。
この例のように、問題発生の傾向が見られた段階で、素早く実施された安全性重視の処置は、薬にとっては厳し過ぎるとしても、安全性確保のためには容認される処置と考えられています。
そういった意味では、今回の厚生労働省の処置は、ここで討論されているような事を踏まえた適正な処置(発売中止ではなく、注意警告)と思われます。
79. しましま — March 26, 2007 @01:25:12
感情論はさておいて・・・浜氏のように医薬品を監視する立場の人は必要なのだと思います。イレッサや薬害エイズ、ソリブジン事件は記憶に新しいところですが、医薬品に限らず行政の打つ手が遅かったために被害を拡大させた事例はたくさんあることを忘れてはならないはずです。
因果関係が証明できなくても、「疑わしきは罰する」という姿勢はある程度認めなければならないと思います。通常のインフルエンザで、本当にタミフルが必要な方というのはそう多くないはずですから・・・。
こういった報道を見るたびに考えさせられることが二点あります。たいてい同じことです。
〇医療の情報がデータベース化されていない
データがないから因果関係を調べることができません。有識者が集まっても判断のしようがないのではないでしょうか?
〇Conflicts of interestは?
海外では、論文執筆・ガイドライン作成など政策決定に関わるとき・・・は利害の対立に関して明らかにされるようになってきています。(研究・政策に関わるとき資金をどこから得ているか明らかにすること)今回問題にされたのは、まさにこのことだと思います。
このあたりについてみなさまはどのように考えられますか???
タミフルの「10代には投与を控える」も妥当なのではないでしょうか。たぶん、年代で区切るよりも、「体力がある人には、やたらに使うな」というのがいいのでしょうが。必要性を見極めよ、ってことですよね。
ただ、「疑わしきは、どうするか」は一概に言えなくて、結局、リスクとベネフィットの兼ね合いで決められなくてはならないはずです。
その兼ね合いを無視して、「危ないものは全部やめろ」的な極端な意見に傾きがちなことが心配です。
81. bbdqn — March 26, 2007 @06:44:01
少しでも副作用の疑われる薬は使うな、という浜氏の主張を実践すると、
誰も薬を使えなくなってしまいます。
その結果、患者さんが不幸な転帰を辿ることになっても、
別に浜氏は責任を取ってはくれないわけです。
(副作用で死ぬよりは、病死の方が自然だろうとおっしゃるかもしれません)
以前、抗菌薬の投与前皮内反応の撤廃に反対する氏の主張を読んで、
この人には論理的な説明が通用しないんだと思いました。
82. nakanishi — March 26, 2007 @09:40:32
70くまさん) 日本では認可されない話などを耳にすると、
70くまさん) 日本では慎重に検証するものと思い、
海外で当たり前に使われている薬が日本で認可されていないことと、日本の薬の認可制度が諸外国より厳密であるかどうかとはあんまり関係の無いことだと思っておりました。
逆に、日本でだけ使われている薬もあるようですし、結局、製薬会社が十分な利益を上げられると判断しない限り、相当な手間とお金をかけて認可申請を出さない、ということの結果のようですから。
この辺の事情については、製薬業界の方のご意見もお伺いしたいと思います。
83. TAKESAN
— March 26, 2007 @11:28:04
>川端さんのブログでの議論を読んでの感想
そうですそうです。津田さんによれば、浜氏の主張は妥当な解釈だ、という事みたいなので。余り専門的になると、素人では判断が出来ませんので、専門家の間では、どう評価されているのだろう、と思いました。
84. 遊び人 — March 26, 2007 @11:17:44
先日中外製薬のMRに、イエローペーパーの内容について意見しました。
大切なのはタミフルを服用させるかどうか?ではなく、10代のインフルエンザ患者を見ていてあげられる環境があるかどうか。
ハイリスク患者以外は使用を差し止めるのではなく、患者をきちんと見てあげられない場合に使用を差し控えるべき。
インフルエンザ自体の危険性が充分伝わっていない、本当に必要な患者がタミフルを使用できず不利益をうける可能性が大である。
旨お話しました。
上できくち先生が書かれた
>「悪役のいない物語」に耐えられないのだとすると、非常にまずいです。
には同感です。
日本人は不都合が起こったとき、たった一つの「何か」に責任を求める傾向があるように思います。
タミフルを悪者にすることは簡単です、しかしこれによってによって懸念されるのは、
「タミフルをのんでいないから大丈夫」
という誤った発想が蔓延してしまうことです。
実際にはタミフルを服用しないリスクは高いと考えています。
ご遺族たちの気持ちはわかります、ただその遺族たちの心をマスコミが歪んだ方向に導いているように思えてなりません。
誰だってタミフルで助かるはずの患者に迷惑をかけたくはないはずなのですから。
ちなみに近所のお子さんがインフルエンザで入院しました。
タミフルは服用していませんでした。
脳症は大丈夫だったのですが、結局10日入院しました。
最近の報道は、どうも【タミフル=悪】の決め付けが過ぎると思っており、
ここに集う皆さんもやはり同じ考えを持っていたのかと、心強いです。
きくちさんの「悪役のいない物語」の例えには、非常に同感です。
さて、私もいろいろネットで情報をあさってみたのですが、現在非常に気になっているものがあります。
2007年2月4日 スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070204-OHT1T00211.htm
(抜粋)
>独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」は昨年7月、副作用被害救済制度に基づき
>「タミフルとは別の薬の副作用による自殺企図」と判定。
>軒端さんは不服として、厚労省に審査を申し立てた。
訴え出ている方は、上の方で出ていた「薬害タミフル脳症被害者の会」代表の方ですが
この「タミフルとは別の薬」とは一体何なのでしょうか。
また、こうした判定にもかかわらず、これを不服とするだけの根拠、
少なくとも「別の薬」の影響を否定するに足りるだけの何かはあるのしょうか。
今のところ、一番の疑問点です。
86. tygrysojciec — March 26, 2007 @13:18:44
ドラッグ・ラグの問題は、十分な利益を上げられるか否というより、日本国内における臨床試験実施期間の増大という技術的問題が最大の要因です。以下に説明します。
医薬品の基礎的な研究を開始してから、動物実験や臨床試験を実施し、製造販売承認を取得して販売出来るまで、ざっと12〜20年/数百億円を要します。特許により権利を独占し研究開発投資を回収可能な期間は限られるので、研究開発期間の短縮が製薬企業の事業上・経営上の至上命題になります。
日米欧の規制当局が、基礎試験・臨床試験等の申請資料に審査上要求する内容・水準は殆ど同一です。申請後の審査期間が日本は米国に比べ長いといえますが、月単位の話です。また、動物実験の実施上の環境は日米欧どこでも変わりません。しかし、臨床試験の実施期間は、例えば海外の臨床試験であれば4年の計画が、日本国内だけで臨床試験を実施すれば8年以上を要する場合があります。日本の臨床試験期間の増大は最近十年の現象ですが、健康保険加入率の高さや医療上未知のリスクを極端に恐れる国民性等が原因とされる臨床試験参加者確保の困難が最大要因であり、解決は簡単ではありません。
その結果、世界同時開発でありながら、欧米で臨床試験が完了し承認を取得しても、日本国内では臨床試験が未だ実施中で申請出来ないケースや、日本の臨床試験の遅延に足を引っ張られたくないと、欧米で承認を取得した後に日本国内で臨床試験を開始するケースが2000年頃からあり、これがドラッグラグと言われるものの大部分です。言い換えると、検証のためのデータ取得に要する期間の差がラグになるということになります。
最近は、国際共同臨床試験として日本も部分的に参加することにより、日米欧同一のデータで同時申請を計画するケースも出てきています。
87. nakanishi — March 26, 2007 @13:41:58
要求水準が同じであればひとつの臨床試験ですめばよいはずですね。
国際共同臨床試験は早く広がればよいと思いますが、日本の臨床試験の実施上の慣習が問題でなかなか進まないということも聞いたことがあります。
88. bbdqn — March 26, 2007 @13:28:47
処方した側の実感としてもタミフルの有用性には疑問の余地はないと思ってますが、
未成年者への投与の安全性には一定の疑念があります。すなわち、
「マンションのベランダから飛び降りる」「道路に飛び出す」という行為の異常性です。
タミフル内服により、インフルエンザ脳症に伴う行動異常の「質」の変化をもたらす
可能性は無いかということです。そもそも、当初から1歳未満への投与には安全性が
確立されていない、という文言があったと記憶しています。たまたま血液脳関門の
未発達な個体の場合はどうなのか?
『頻度」だけに注目すると、分析を誤ってしまうかもしれない。
なんだか、浜氏を擁護しているみたいですが。
89. としぞう — March 26, 2007 @14:17:38
これは副作用ではなくて「主作用」の例ですが、肺がんへのイレッサ投与の際にも、特定の肺がんにはよく効くがそれ以外の人には効かない、みたいな事がありました。副作用の場合にも、ある特定のフェノタイプのグループをとってみると有意に副作用が出やすい、という例はあるのだろうと思います。
ただ、これはその「特定のフェノタイプ」がわからない限り有意性を捉えるのが簡単ではなく、今回のような稀な副作用の場合にはほとんどわからないだろうと思われます。そういう場合には、有意ではない観察データを元に、社会的判断として、今回のような部分的投与中止という判断を行ない、その間に科学的データを蓄積するしかないのだろうと思います。
>bbdqnさん
>みなさん
みなさんの書き込み、大いに参考になります。ありがとうございます。
必要性の見極めは必要だと思うのは同じです。
転帰が「異常行動による死」なわけですから、取り返しがつかない訳で
すから、安易に「因果関係なし」と断定・推定するのは危険であるかも
しれない。そう思います。
合併症の危険性とか、罹患している疾患とかバックグラウンドのリスク
を考慮して処方・服用すべきかを考えるべき・処方の限定は暫定的な措
置としては妥当なのではないか?と思っています。(浜氏の販売停止を!
というのは行き過ぎと思いますが・・・)リスクとベネフィットを考慮
すると、ほとんどの人が服用しなくてもいいのかも知れません。
危惧していることは、今回の騒動でパンデミックに対するタミフル備蓄
までNo!といわれてしまわないか?ということですね。これはは必須
ですから。
余談ですが、タミフルをインフルエンザの特効薬として大々的に宣伝し
たのもマスコミなら、今回の騒動もマスコミを介して行われています。
話題性ばかりを追って報道が偏ってしまう・過去の行動の検証を行わな
いというのもマスコミの悪いところのように思います。
91. hiko — March 26, 2007 @15:27:49
92. Noe — March 26, 2007 @15:36:10
今回の騒動の一因は、当初タミフルとの因果関係を「否定的」
としていた厚労省が、その見解を突然「不明」に変えたにも
かかわらず、変えた理由を十分に説明していないことにも
あるのではないでしょうか。
当初情報不足により「不明」であったものが、情報収集の結果
「否定的」に変わったのであれば特に違和感は感じませんが、
今回は逆ですから。このように判断材料を明確にしないまま
見解だけの修正を行われると、「まだ何か隠しているんじゃ
ないか」などと邪推したくなる気持ちも分かります。
ただ、そういった市民の声を代弁するふりをして視聴率稼ぎに
躍起になるマスコミの報道姿勢には私も大いに疑問を感じます
(彼らの意見などほとんど参考にしてはいませんが)。
今後研究が進み、仮に「異常行動」とタミフルの間に因果関係が
明確に認められたとしても、現時点ではパンデミックに対する
最強の武器であることに変わりはないと思います。
なお、個人的には「異常行動」よりも「突然死」の件数の方が
気になります。「異常行動」の方は注意していれば悲惨な転帰は
防げるかもしれませんが、呼吸抑制のような中枢性の副作用が
あった場合、注意しているだけでは突然死を防げませんから。
インフルエンザの症状として「呼吸抑制」なんてあるんでしょうか?
93. hiko — March 26, 2007 @16:21:19
邪推でしかありませんが、多分、厚労省の今回の対応はマスコミ
対策の意味合いのほうが強いと思います。
上のほうで出ていた、リスクとベネフィットなのですが、たとえ
タミフルに異常行動や、突然死があっても、インフルエンザから肺
炎(肺炎の死亡率は、今報告があがっている数が正しければ、肺炎の
方が高く、タミフルの使用未使用による、肺炎のリスクのは有意差あり)
のリスクを考えるとベネフィットがリスク超えるような気がします。
ただ、タミフルの乱用によって耐性のあるウィルスが蔓延した場合
による危険性はさらに高いと思います。
ミクロの部分ではタミフルの使用がリスクが低く、マクロの方では
高いとなるとなかなか複雑な問題だと思います。
94. hiko ↑追記 — March 26, 2007 @17:38:59
無かったのですね勘違いしていました。ただ、子供にタミフルを
中途半端に使ってしまった場合、耐性ウィルスができる危険性が
高くなるという説がありましたので、やはり難しい問題です。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1174613664#CID1174881171
それには全く同感です。鳥インフルエンザから変異した(するであろう)、致死率が高いかも知れない新型に備える必要があるからこそ、陰謀論的解釈の生じる余地を減らしておくべきだったと私は考えているわけです。
>「副作用」と認定されるかどうかは、厚生労働省の判断
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1174613664#CID1174833179
救済されるかどうかの分かれ目がそこにある場合、何でもかんでも副作用にしたくなるインセンティブが強化されるような気がします。m(_@_;)m
>「高確率で起きる軽微な副作用」も、「ほどほどの確率で起きる中程度の副作用」も、「低確率で起きる重大な副作用」も、期待値的には同程度
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1174613664#CID1174840614
というのはその通りなんですが、BSE騒ぎとかで感じたのは、"低確率でしか起きない重大な被害"に対して(加えて"救済が得られない可能性が高い"場合特に)、たいていの人は期待値に見合った合理的なレベルを超えて回避的な反応をしてしまうのではないかという可能性です。http://www.geocities.jp/asc06083/051024_bse.htm
ヒトの反応系がそうなっている場合、社会的に妥当な反応を得るために、"当たり"を引いた人に過剰な補償をするという方策もアリのように思うわけです。(しかし今回の場合、そもそも「当たり」かどうかからして大きく疑問なこともあってこの線からはどうすべきかうまくまとまりません。orz)
ちなみに、保険をかけられない(orかけない)場合、自己責任(or能力)では十分に対応できないことが予想されるリスクに対しては、期待値が同程度になる他のリスクに比べて過剰に回避的な反応をしてしまうのではないか、というのが私の仮説です。
ところで、ラジオのニュースで"タミフルを服用した患者の異常行動"って、聞きようによっては因果関係が確定したように聞こえないか? このへん、もちと慎重な言い方はないものか…。
96. くろもり — March 27, 2007 @20:55:58
タミフル騒動がこの時期にひどくなったのは、インフルエンザ流行の恐れがなくなった今ならマスコミに非が向けられる可能性はほとんどないと踏んだから、と考えてしまうのは穿ちすぎでしょうか?
97. あさな — March 31, 2007 @03:05:20
何でも良いので原因が早くわかってほしいなと思います。
日本でだけ一杯タミフルが消費されていてかつ異常行動が見られるなら、去年タミフルを処方されたことがある患者が今年になって再度処方されたときに、体内に何かが残っていて、それが悪さをしたとかってないのかなあと不安に思っています。実際にインフルエンザでタミフルを処方されたときと、実はインフルエンザではないのに処方されたときとで、体内で反応が違って、インフルエンザでないときにタミフルを処方されたことがあると、アレルギー反応みたいのが出るようになるんじゃないかって。うちの子は去年お医者さんに、「インフルエンザの反応出ていないけど、一応、タミフル処方しましょうか。」って処方されているので。十代の子でインフルエンザの季節ってテストや試験の季節なんですよね。だから、お医者さんも親も本人も念のため、早め早めに行動しようとするんです。
きくちさんなら、不確かなことを勝手に想像して不安に思ってどうするの?と思うのでしょうね。
僕は、今回の騒動で得られた最大の教訓は「インフルエンザによる異常行動は、(タミフルを飲もうが飲むまいが)わりと頻繁に起きる」ということだと思っています。
ニュースを見て、多くの人が「インフルエンザで異常行動が起きるなんていう話は聞いたことがないから、タミフルのせいだ」と思いこんでしまったわけですが、このブログにも何人かのかたが書いてくださったとおり、実はわりと普通に起きるんです。
その意味では、実は家庭での注意事項はタミフルを飲んでも飲まなくても一緒です。タミフルの有無にかかわらず、発症初日や翌日は、異常行動に注意しなくてはならないわけです。
タミフルは抗原となりうるタンパク質ではなく、ウイルスの増殖に必要なタンパク質の働きを抑える化学物質ですので(もちろんワクチンとも違う)、その心配はありません。
今回問題となった件については、頻度的に非常に稀な事象ですから、実地医家の間でも統計学的にどの仮説/モデルを選択することが妥当か、で解釈が分かれているようです。今後の再調査でも、「明確に白とも黒とも言えない」という結論になるのではないかと個人的には予想しています。
来シーズンは恐らくタミフルの処方は相当減少するでしょう。それで異常行動が(処方の減少度合いに応じて)少なくなればよいのですが、むしろ、タミフルを飲んでないから安全だと考えるのも現時点では早計だと思います。たとえインフルエンザ脳症を発症していなくても、熱譫妄(せんもう)による行動異常は起こりえます。
冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、医者も患者も「熱は(薬で)下げなければならない」「必ず薬を飲ませなければならない/飲まなければならない」という強迫的パターン思考から、一度離れてみる良い機会ではあるかもしれません。
101. JIRO — March 31, 2007 @22:28:14
「熱は下げなければならない」と思ったことは、一度もありません。
むしろ、「元気であれば、熱は下げる必要はない」と発熱の意味と有用性をお母さん達に説明しています。しかし、「乳幼児は熱性痙攣を起こしやすいので、熱を必要以上に上げることはしないで下さい」ともお願いしています。
基本的には、解熱剤は毒であることを説明し、仕方なく使うとしても、アセトアミノフェンしか使用できないことを伝えます。
次に、発熱児の看護のしかた、薬を使わない(熱性痙攣を誘発させにくい)安全な解熱法、熱性痙攣が起こった時の対応を指導します。
最後に、仕方なく解熱剤を使う場合のポイント、使用量、投与間隔などを説明します。
小児科医であれば、「元気であれば、熱は下げる必要はない」と指導し、解熱剤もアセトアミノフェンしか使用しないのが、普通だと思います。
親は不安ですから、対応のしかたをきちんと教えていただくのが一番ですね。
103. bbdqn — April 1, 2007 @10:12:04
ただし、今回のタミフルもそうですが、思春期のインフルエンザ様症状の患者さんは、小児科だけでなく一般内科を受診することも多いのではないでしょうか?その場合に、タミフルのみならず、割と無造作にNSAIDsを投与されていることが少なくないと想像します。
今回タミフルが「使用できなくなった」ため、リレンザ(タミフルと同系統の吸入型ノイラミニダーゼ阻害剤)やシンメトレル(A型のみ。耐性や幻覚症状の問題あり)、麻黄湯(漢方ですが、有効成分のエフェドリンは中枢神経作用あり)の需要が一部で急増していると聞きました。また、たまたまテレビで「タミフルが使えないので、抗生剤を処方しておきます」と医者が説明する様子をレポートしていたのには驚きました(ウロ覚えです)。とにかく何が何でも処方しなければならない、という余裕の無さを感じてしまいます。
患者に余裕がないのは当然なんですが(たいてい元気もない)、医者の側はあくまで冷静に対応しなければと自戒しております。
合併症としての肺炎を想定しているのでしょうか。抗生剤の使いすぎは問題なので、気になります
105. Cadet Blue — April 1, 2007 @15:15:24
メルマガによる就職試験等用の練習問題です。
先週はタミフルがテーマでした。(他のは削除済み)
問題、解答ともに略することなく全文です。ご参考までに。
【問題】
とくに小児・未成年者についてはタミフルの処方の有無を問わず、
異常行動発現の恐れがあることを理解し、保護者は少なくとも
( )間、患者を一人にしないよう配慮することが適切である。
【解答】2日
106. CAL — April 1, 2007 @14:57:27
ずっとROMってましたが専門家でもなく、一患者の立場としての意見として聞いてください。
bbdqnさん
>とにかく何が何でも処方しなければならない、という余裕の無さを感じてしまいま>す。
それは私も日ごろ感じていました。インフルエンザに限らず、どの疾病で罹っても何らかの薬が処方されます。あるときなどお腹の調子が数日間悪く、市販薬を飲んでも効果が感じられなかったので医者に行ったところ、処方された薬を調べてみたら今まで飲んでいた薬の処方薬版だったなんてこともありました。(効果は強いのかもしれませんが…)
あくまで想像ですが、患者さんの多くは早く治したいから薬を出してほしいのは当然ですが、「安心したい」から薬を出して欲しいのかもしれません。
また、医者のほうもそういう患者側の要求に過敏になっているのかもしれません。そしてその要求に応えていけば、薬の処方回数が増え医薬分業の建前も保たれる、医療報酬も入ってくると…。
ちょっと、妄想に近いかな
現在、薬価による医療収益というのは
ほとんど期待できません。
高価な薬を処方したからといって
医療機関は全く儲けにはならないわけです。
(一定以上の併用処方は「赤字」です。)
少し調べれば、そうした簡単な事実はわかるはずですが、
未だに医者が製薬会社と癒着して云々との「風説」が
メディアを通じて流布されているのです。
108. CAL — April 3, 2007 @00:56:05
ご指摘ありがとうございます。
>未だに医者が製薬会社と癒着して云々との「風説」が
>メディアを通じて流布されている
「報道」と銘打たれたコンテンツの中にすら「風説」が紛れ込み、あたかも常識であるように世間に喧伝されていることは大変恐ろしいことだと思います。自分自身何の疑いもなく信じ込んでいましたし、繰り返し流されることで定型文のようになってしまい、受け手が疑問を抱かなくなっていくことが危険ではないかと思います。
>少し調べれば、そうした簡単な事実はわかるはずですが、
調べ方が下手で、今回はそういった資料に行き当たりませんでした。
できれば理解の一助となるような書籍・サイトなど、ご存知でしたらお教えください。
私のように情報の取捨選択が上手でなく、正しい情報への入り口が判らず困っている人は少なからずいると思います。ずうずうしいお願いですが、よろしくお願いいたします。
109. JIRO — April 3, 2007 @13:45:15
三重県医師会のホームページ(http://www.mie.med.or.jp/hp/index.html
の「日本の医療制度が崩壊する?!」を御覧になってはどうでしょうか?
「薬価差益」については、少し古いかもしれませんが、
http://www.kochi.med.or.jp/opinion/yakka.htm
http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/matsu4.html
が参考になると思います。
110. CAL — April 4, 2007 @21:07:48
まだ、全部は読んでいませんが、「医者と製薬会社が癒着して…」などというのは全くの絵空事であることは十分解りました。
また、こちらの#57のCHAOSさんのコメントでは、
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1156204778#CID1175473430
「4.惑わされないために、どうしたらよいか」の中で情報を正しく読み取るための入門書が紹介されていましたので、こちらも参考にしてしっかり読ませていただきます。
ありがとうございました。
111. こやーん — April 6, 2007 @17:04:30
最近のジョーク集に面白いものが書いていました。
●船が沈没しそうな状況で、海へ飛び込んで逃げなくてはならないとき、各国の人々になんと言えば、飛び込んでくれるか?
アメリカ人に対して
『飛び込んだら英雄と言われますよ』
ドイツ人に対して
『飛び込むことが規則ですよ。』
フランス人に対して
『飛び込んだらダメですよ』
日本人に対して
『皆飛び込んでますよ』
114. りこ — August 29, 2007 @18:04:18
あたしは自由研究でタミフルを調べています。
その時思ったことですが…
タミフルは必要なんでしょうか??
もっと他にも薬はありますし…
別にタミフルを使わなくてもいいと思うんですよね…
日本ではタミフルを使いすぎなのではないかという意見はもっともです。
また、もしタミフルを使うなら、処方された分をきちんと飲み切らなくてはならず、体調がよくなったからと途中で勝手にやめるのは「耐性ウィルス」の発生につながります。多くの人に処方されれば、それだけ「途中でやめる人」の数も増え、耐性ウィルス出現も早まることになるでしょう。その意味からも、「必要性」を見極めて使うべきであることは確かです
一方、「だからタミフルは不要である」ということにはなりません。体力のない人にとっては高熱も命取りです。インフルエンザはただの風邪ではなく「死ぬ病気」ですから、必要な人には処方されるべきです。
他の薬というと、リレンザでしょうか。せっかくなので、リレンザについても調べて、タミフルとの比較(どちらにも利点・欠点があるはずです)をまとめるといいのではないでしょうか。
それから、「新型インフルエンザ」への備えとしてのタミフルはまったく別の意味があります。「新型インフルエンザ」の世界的流行は、近い将来ほぼ間違いなく起きると考えられています。その際、医療関係者や防疫関係者に予防的にタミフルを投与することが考えられています。これは絶対に必要なことで、医療関係者が倒れると、対策がまったくとれなくなってしまいます。
また、体力のない人にはタミフルが必要となるでしょう。
このような非常事態に備える場合、専用吸入器を必要とするリレンザではなく、そのまま飲めるタミフルのほうがすぐれています。
116. Blatanda — August 30, 2007 @08:25:35
uneyamaさんの記事
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070823#p6
WHOガイドライン
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/guidelines/clinicalmanage07/en/index.html
耐性ウイルスとか青少年への神経精神病学的影響とかにも言及されていますが、それでも対ウイルス薬としてまずこれを使えと。
欠点が少しでもあればだめだ、というような単純な考えでは、話にならないのだと思います。無責任に言うだけなら簡単なんですけどね。
もちろん、タミフルに代わる薬やワクチンを開発することも重要でしょう。しかし、それができていない時点での現実的対策というのも必要なわけです
たしかに「夏休みの自由研究」にいい課題ですね。「いい点と悪い点」をいろいろな角度から検討すれば、勉強になると思います。
118. aaa — February 14, 2008 @10:58:16
昨日、40度以上の熱で気がおかしくなるほど
苦しんでいましたが、タミフルを飲んだら
今日はインターネットしていられるほど
楽になりました。
あの苦しみは二度はごめんです。
タミフルは素晴らしい薬だと思います。
あとバファリンも
119. kenta — February 14, 2008 @11:27:19
>Aソ連型ウイルスの70%に耐性が確認
新型ウイルスにも、菊池先生の言うように有効だと良いですね。
しかし、その薬にもおそらく副作用はあります。
タミフルを葬れればよい、という短絡的な思考ではだめです
121. KENTA — February 23, 2008 @15:12:42
副作用のない薬なんかありませんが。
新型ウイルスにたいして有効性が低いのなら、お金の無駄遣いです。
経済学は専門じゃないんですね。
WHOのAvian fluについてのページなどお読みください。
経済学がパンデミック対策をしてくれるのなら、経済学でもいいですが、そうなんですか。それは大変すばらしい。
ところでkentaはKENTAと同一人物と理解してよろしいのですか
123. エディ — February 23, 2008 @21:06:16
「血液型と性格3」の方は、もう撤退ですか?
>副作用のない薬なんかありませんが。
きくちさんはそんなことは一言もおっしゃっていませんが?
124. TAKA — February 23, 2008 @21:54:58
>タミフルを肯定すればよいという短絡的な思考では駄目(121. KENTA — February 23, 2008 @15:12:42)
その通り。「己の優越感を満たすため、とにかく人の主張にケチをつけたい。どうせマトモには反論できないしな。」という思考は、短絡的で嫌ですよね。
>副作用のない薬なんかありませんが
そうそう、「座して死ぬよりかはマシな薬」ならOKですよね。
>新型ウイルスにたいして有効性が低いのなら、お金の無駄遣いです。
確かに。「タミフルは有効性が低いから備蓄するだけ無駄だ。」という主張はおかしいですよね。
>経済学は専門じゃないんですね
ご存知ありませんでしたか。それでは僭越ながら、この私目がお教え致しましょう。
きくちさんは「『テルミン学の専門家』なので御座いますで御座います。」ですのよ。
____________________
エディさん、こんばんは。
>きくちさんはそんなことは一言も
KENTAさんには見えているのかも。「目の前にあるのに見えないもの」が。
きくち>次の薬は必要でしょう。しかし、その薬にもおそらく副作用はあります。
薬には副作用のない薬は存在しないので、次の薬にも副作用があるし、
わざわざ言及するまでもないと行ったまでです。
あと、濫用されたかどうか不明なのに濫用と決め付けてます。
私が引用したのは、ソ連A型にたいして70%の耐性菌です。
濫用するほど誓われていない地域だと思われますが。
>経済学がパンデミック対策をしてくれるのなら、経済学でもいいですが、そうなんですか。それは大変すばらしい。
とりあえず、科学でないことは確かだと思います。医学や政治、経済でしょう。
科学は倫理を説明することもできませんし、数学のような存在なんです。
++++++++++++++++++++++++++++++
>kenta(KENTA) さん
「血液型と性格3」の方は、もう撤退ですか?
私は血液型と性格の関連性は怪しいとおもうし、
統計的にも有意差を認められているとも思えないと言う考えの持ち主です
書いてある意味が分からなきゃスルーしてたらどうですか?
そもそも性格なんて科学で扱うには主観的過ぎるんです。
こういう立場であえて、あのような発言をしてることは理解していただきたい。
>副作用のない薬なんかありませんが。
きくちさんはそんなことは一言もおっしゃっていませんが?
何言ってるのか不明です。文面見てください
+++++++++++++++++++++++++++++++++
>「タミフルは有効性が低いから備蓄するだけ無駄だ。」という主張はおかしいですよね
どうおかしいのか不明です。
そのそもタミフルの「新型ウイルス」にたいする有効性が不明なことは確かです。
126. TAKA — February 24, 2008 @01:06:59
>とりあえず、科学でないことは確かだと思います
そうだったのですか。私は、「経済学には科学的な手法も組み込まれている。」と勝手に思っていました。違っていたのですね。
>わざわざ言及するまでもないと行ったまでです。
確かに薬に副作用は付き物ですね。「とにかくタミフルは危険なのだ。」とか、「とりあえずタミフルをちょうだい。」などと言わず、効用との兼ね合いをよく考えて、慎重に使用したいものですね。
>どうおかしいのか不明です。
私は、「新型インフルエンザには、現時点ではタミフルが一番望みがある。備蓄していた方が無難。」と思っていたのです。違っていたのですね。
次のコメントでKENTAさんが、「そんなことは無い。タミフルよりももっと期待できる薬が有る。」と教えてくれるのを待っています。
まさか、「私は専門家では無いから、確かな事は言えない。」とか、「タミフルよりも期待できる薬?そんな薬、どこに有るの?」とは仰らない事と思います。
127. KENTA — February 24, 2008 @06:39:04
この議論でタミフル備蓄は有効だという根拠がないのなら
他の薬があろうと無かろうと関係ないと思います。
新型ウイルスに対してどのような効果が期待できるかは科学では
わからないでしょう。
>そうだったのですか。私は、「経済学には科学的な手法も組み込まれて>いる。」と勝手に思っていました。違っていたのですね。
まず純粋な科学とそうでないものを分けて考えないと意味がありません。
経済学にも科学的手法が導入されてますが、今現状、実験経済学をのぞく
分野では、理論の再現性を示せないので、科学とも違います。
哲学においても科学的な手法が使われています。
哲学・経済学・科学は同じ土壌にありますけど、議論するにはお互い
うまくいかないと思います。
タミフルを貯蓄するかどうかの判断は、科学だけでは出来ないのは
あきらかです。科学だけでできるとしたら、説明してください。
倫理や道徳観とか経済効果とかは科学の分野外なので使えません。
倫理なんか使ったら、科学から倫理が定義されると誤解されるのでNGです。
128. ちがやまる — February 24, 2008 @08:50:54
最低限これらの事について理解していることを次の投稿で示されるようお願いしたいと思います。
タミフルは試験管内、実験動物を使って鳥インフルエンザA (H5N1) に対する有効性が確立されています。ですから各国はこれを備蓄しているわけです。人への投与でまだはっきりしない点は、「最低限」どれだけの濃度を投与しなくてはならないか、とか、投与したもののすぐに耐性ウイルスができてしまわないか、といったものだそうです。
129. エディ — February 24, 2008 @17:46:27
ほぉ、
「血液型と性格3」170. KENTA — February 15, 2008 @17:09:32
以降の
171. TAKESAN — February 15, 2008 @18:18:14
177. zorori — February 16, 2008 @07:26:05
203. com — February 19, 2008 @12:12:49
などのレスをスルーしておいて、いけしゃあしゃあと別スレに現れたので、てっきり別人かなとも思いましたが(呆)、
ある意味、ここしばらくの困った人達の中でも最悪ではないでしょうか。
そういう議論をするかたはネット上でたくさんお見かけします。「悔しい」はドライビング・フォースとして大きいものの、そこから論理は生まれないので、議論にはならないでしょう。
メタな議論しかできない人の多くが「やりこめられないための反論」ばかりに力を注いでいるように思います。その内容を真剣に考えれば考えるほど、メタな議論では済まないことがわかるはずで、まあ、そういうものです。メタな議論は、頭を使わなくていいので、誰にでもできます。
132. com — February 24, 2008 @23:39:55
>エディさん、disraffさん
まだ、自分がまともに応対してもらえる、と勘違いしているあたり、おめでたいですな。既に「何を書かれても意味のあることは無いだろう」と言うところまで評判が落ちているのに気がつかないのですから。
SSFSさんにせよ、ABOFANさんにせよ、そしてこの方にせよ、曖昧な定義をし、それに突っ込みを入れさせ、その突っ込みに反論する…自分の主張は全くない、って展開が多いですよねぇ…。
#まぁ、自分の論理展開の甘さを指摘(防御)されることなく、相手に指摘(攻撃)できるから、議論ごっこをしたい人には魅力的なのでしょうね。
KENTAさんへ…まともな「論客」として扱われたければぜひ、「血液型と性格3」で指摘された件について、すべて反論してくださいね。
せっかく再登場したんだから、読む側にとって意味のある書き込みをお願いしたいものですね。
133. TAKA — February 25, 2008 @02:48:53
>この議論でタミフル備蓄は有効だという根拠がないのなら他の薬があろうと無かろうと関係ないと思います。
現在実用化されてる薬では、タミフルがもっとも期待できる薬です。というのもタミフルは開発当初から、インフルエンザウイルスの活動を阻害する目的で作られた薬だからです。
>新型ウイルスに対してどのような効果が期待できるかは科学ではわからないでしょう。
つまり現代科学は、その標的となるウイルスに一番効き目がありそうな薬を、最初から予測して作り出すという段階に、近づきづつあるのです。
>タミフルを貯蓄するかどうかの判断は、科学だけでは出来ないのはあきらかです。科学だけでできるとしたら、説明してください。
インフルエンザに対するタミフルの有効性は、科学の手法を使う事によって証明されました。国際機関であるWHOも、タミフルの科学的な有効性には疑問をもっていないため、現在その備蓄を進めているところです。
>倫理や道徳観とか経済効果とかは科学の分野外なので使えません。
科学は「道具」です。そしてその道具から、タミフルは誕生しました。今考えなければならないのは、使う側の人間の、これからの行動です。KENTAさんと私がこうやって不毛な議論をしているこの瞬間も、多くの人々が現代社会を維持する為に、全力でパンデミック阻止に取り組んでいます。
>倫理なんか使ったら、科学から倫理が定義されると誤解されるのでNGです。
私が見た、他世界での出来事です。
その市民らは、自ら進んで薬に「NO!」のレッテルを張り付けました。やがてパンデミックが起こり、滅んでしまいました。どこからともなく、声が致します。
「道具を捨てた、愚かな者たちよ。後で悔いても、もう遅い。真の価値を理解してこそ、その道具は生きるのだ。」
オリオンの腕に住む人々にとってこの声は、将来何を語ってくれるのでしょうか。
134. にゃ〜ん? — February 25, 2008 @23:29:55
”発生は時間の問題、「21世紀のペスト」”
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/bookreview/37/
これは、
「H5N1型ウイルス襲来」
岡田晴恵著
角川SSC新書
角川SSコミュニケーションズ
2007年11月発行
756円(税込み)
と、
「新型インフルエンザH5N1」
岡田晴恵・田代眞人著
岩波科学ライブラリー
岩波書店
2007年12月発行
1260円(税込み)
の書評なのですが、なかなか良い本みたいです。
読んでみようかな
136. ai — December 28, 2008 @09:15:43
点滴も何もなく、タミフルだけを処方されたんですが、2回目を飲んで暫くしてからでしょうか。トイレに行った時に、突然根拠のない妄想に襲われ、酷い不安感に苛まれ、結果気絶しました。気絶といっても一瞬なんですが、その後暫く平衡感覚もなく、視界も真っ暗で、自分が倒れてるのか立っているのかも分からないくらいでした。
熱に関しては、その時はピーク時に比べ全然低く、恐らく38度ほどだったと思いますし、それまでは全く妄想に駈られることもなかったので、あれはタミフルの副作用だったのだろうかと不安にはなっています。
因みに、妄想というのは、突然とてつもなく大きな何かに押し潰されるという確信めいた恐怖でした。別のことを考えようとしても全く払拭出来ないほどの。
どうでしょう。
タミフルの副作用とされるものとインフルエンザそのものによる妄想と、質的な違いが報告されているのかどうか、知りたいところです。どこかに報告があればいいのですが。
いずれにしても、大事に至らなくてよかったですね。
138. e10go — December 29, 2008 @23:30:31
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/12/post-4ec6.html
耐性の出現理由が、薬の使いすぎではなく、自然発生らしいというのは驚きです。一カ所の置換でいいとなると、そういうことも起きるんですかね。
不安な話ではあります
タミフル耐性を獲得したインフルエンザウィルスは、元々自然界に存在しますから。
ウィルスではありませんが、ジョシュア・レーダーバーグが1952年に薬剤耐性菌の自然発生を証明しました。
下のURLの「薬が効かない菌が出てきた」・「なぜ薬の効かない菌がでてくるのか」
http://www10.ocn.ne.jp/~fukasawa/mypage.html
薬剤耐性を獲得したウィルスが自然界に存在するのは不思議じゃないですが、少ない内はあまり問題でもなくても、全体の10%ともなると社会問題になるかもしれませんね。