大槻義彦先生についてはいろいろ思うところはあり、「ニセ科学批判のパイオニアとして偉大だが、頑固な科学者像を自演するところは見ていて気分がよくないし、批判対象に対して不勉強にすぎるケースが目立つ」というのが僕の基本的な評価です。僕も不勉強ですけど、レベルが違う(^^;
しかし、単に不勉強なだけではなく、明らかにまずい発言もあります。
その最たるものが「月の石」問題で、どうも以前から「アポロが持って帰ったと称する月の石は、地球の石ではないか」という発言を繰り返しておられるようです。昨日放映されたビートたけし司会の超常現象番組でも、同趣旨の発言をされていたようです。
アポロが月面に置いたレーザー反射板についても疑念を表明しておられ、要するに明確には言われないものの、アポロ月面着陸捏造説にかなり傾いているのかな、と思わせられます。
真意はわかりません。どうしたいのかもわかりません。
しかし、まずいことは間違いない。
新しいプログラム言語の本を見つけると、ついつい手に取ってしまい、たまには買ってしまいます。勉強しないから、身につきはしないのだけど、なんででしょうね。
LUAというプログラム言語はだいぶ以前からあったようですが、全然知りませんでした。昨日書店で本を見つけて、なんとなく買ってしまいました。どこが心の琴線に触れて、買うことにしたのか、自分でもわかんないですが。ざっと読んだ感じでは、関数のテーブルが作れるところがいいのかな。なんかの役に立つかな。
ちなみに、本を買ったまま、一度もプログラムを書いてない言語としては、大昔のものではOccam2, 最近のものではFortress, Haskellなどがあります。
Occam2は生まれて初めて読んだ並列処理言語だったんですが、なんせ処理系が限られていたので(トランスピュータでしか動かなかった)、一度も使ったことがない。でも、並列処理の考え方を知るにはよかったのかな。その後の展開はどうなったのでしょう。
Fortressはまだまともな処理系がないのだと思います。そんな言語の本、買うなよ、という気もします。Haskellは使えば使えるはずだけど、使ったことがないです。
しかし、考えてみると、なにが楽しくてプログラミング言語の本を読むのでしょう。C++だって、まともに使ってないのに。楽しいのではなくて、何かからの逃避なのではないかという気もします。
そうか、これは現実逃避だったのか!!
こういうの読んでるより、Arduinoでもいじってるほうがおもろいのかもしれません。
Arduinoについては例のMake関連でMaking things talkという本が出ています。これは研究室で買ったので、誰かが何かを作ってくれたりするのかも。
http://www.oreilly.co.jp/editors/archives/2008/11/making-things-t.html
故吉田六郎氏が撮影した雪の結晶写真に谷川俊太郎の詩をつけたもの。
子供のための薄い本です。
リブレクトとはまた違った趣の写真集。
最後に吉田覚氏による短い解説がつけられ、中谷の業績も紹介されています。
吉田六郎は科学映画のほうが有名なのでしょうかね。
掲題の本が出ています。
楽器の自作は、科学教育としても趣味としてもおもしろいと思うんですよ。
楽器の原理とか音の科学とかいうのは、物理と認知の境界領域として、深いものがありますし。
さて、回路図を見てその通りに作るだけの本でも、充分に教育的と思いますが、この本はそんなものではありません。これはとてつもなくすごい本です。
まず、はじめの半分は自作の話ではなく、「音の科学」と「電気」についての入門的解説、それに「電子楽器の歴史」です。なんと教育的な。
そして、後半、いよいよ作るぞとなるわけですが、まずはハンダづけのしかた、そして・・・。
だって、作るものといったら、ダイナモをアンプにつないで自転車で演奏してみるとか、100V交流をそのまま音にしてみるとか、逆に音をトランスで高電圧に変えてみるとか、そんなんですよ。すばらしい!
結局、最後まで読んでも、作る電子楽器はせいぜい「単なる発振器」どまりです。それでいいのだ。雑誌Makeなんかに非常に近いセンスだと思います。
回擦胡で知られる尾上佑一さんなど、自作楽器界の有名人へのインタビューもあり。いいなあ
いろいろばたばたして、ここしばらくブログのエントリーを書かないまま、年末となりました。大学も休みにはいってしまいました。
経済物理学は金融破綻について何を言えるのかしらん、などと考えたりもするのですが、深くは考えてないので、すみません。
大学が休みなので、またぼちぼちと書きますね(^^;
懸案事項は山積みですけど