以前もあったが、UFJ銀行を騙るメールが届いた。
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この度、UFJ銀行のセキュリティーの向上に伴いまして、
オンライン上でのご本人確認が必要となります。
この手続きを怠ると今後のオンライン上での操作に支障をきたす恐れがありますので、一刻も素早いお手続きをお願いします。
http://www.ufjbank.co.jp/ib/login/index.htm
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と書かれているが、このリンクは嘘で、クリックすると
http://200.60.235.177/UFJbank.co.jp/ib/login/login.html.ja.iso2022-jp">http://200.60.235.177/UFJbank.co.jp/ib/login/login.html.ja.iso2022-jp
へつながる。
はEscuela de Postgradoというところのサイトで、言葉がわからないのだけど、写真から想像するにペルーの大学だろうか。その下の
http://200.60.235.177/UFJbank.co.jp
はディレクトリの中身が丸見えになっており、たしかにUFJのふりをするためのファイルが置かれている。乗っ取られたのかな。教えてあげたいが、メールアドレスがわからない。
というわけで、UFJ利用者はお気をつけください。まあ、2度目だから、引っかからないとは思いますが。
No.4560氏やmixiの友人など、何人かから教えていただいたのですが、六月末の関テレ「痛快、エブリデイ」で「水からの伝言」を肯定的にとりあげていたようです。どなたか録画したかた・・・いないよねえ(^^;。見たかたはおられるかしら。内容次第では「怒り主さま」になるべきかも(「怒り主さま」は番組内の企画です>関西以外のみなさん)
あとで関テレに問い合わせてはみるつもりです
またwikipediaでごめん(^^;
「無重力」を引くと「無重量状態」にリダイレクトされてて、そこには「一般的には、この2つ言葉はほぼ同じ意味合いで使われている。しかし、通常は重力がなくなっているわけではないので、無重力状態というのは科学的な観点から言うと間違った表現である」と明記されているのですが、そうなの? 「無重力状態」って、科学的に間違った表現なの?
僕は「無重量状態」なんて言葉は使わずに、「無重力状態」って言いますけど、だめ? 物理学者は平気で「無重力状態」って言うような気がするけど、みんな間違ってるの?
この話、野尻ボードでも出たことがあったような気がしてきた(^^
生協に行ったついでに図書館で少々調べものをしてみた。逃避行動ですけど(^^;
というわけで、以前書いたグリセリンの話の続きである。
どうしても結晶化できなかったグリセリンがある日突然、世界中で自然発生的に結晶化しはじめた、という話がまったくの嘘であることは、以前書いた。
この時点で唯一残った疑問は、「突然結晶化」説を記述しているホームページの多くに、更に続けて「そして今では世界中のグリセリンは17度以下で結晶化する」と書かれていることだった。実は「有機化学美術館」にもそう書かれていたのだけど、それは本当なのか。
結論から言うと、これもまた大間違いであることが判明した。
Ullmann's Encyclopedia of Industrial chemistry 6th. edition (2003, Wiley)にちゃんと、"melting pointはだいたい18℃だが, Crystalline state is seldom reached"と明記されている。理由はもちろん、過冷却状態になりやすいから。
そして、現在の結晶の作り方は、0℃付近(18℃にあらず)で種結晶をいれることだそうな。結局、種結晶を使うのだな。
批判ばかりで申し訳ないんだけど、「温度」の項目なんか、なおせと言われたら「全書き換え」以外にないと思うんだよねえ。改訂履歴を眺めると、案の定、本質的ではない部分での改訂のみが進行していることがわかります。
たとえば、何人かの専門家が「今までの記述を破棄して、我々が一から書く。専門家以外からのコメントについては、"ここがわかりにくい"という指摘以外基本的に受け入れない」とか宣言して書いたら、どうなんですかね・・・。嫌われるとは思うけど。
No.4560氏から教えてもらいました。
小学校の先生が授業をしているのではないのですが、なんと江本氏が小学校で講演したときのビデオがネット上にあります。
http://spiritual-tv.com/peace&envirnment.htm
の下のほう。
以下の項、一部に訂正があります。「結晶のできかたagain」も参照してください
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江本勝が「水からの伝言」で言っていることとそれが何であるかを簡単にまとめておきます。
「水からの伝言」で主張していること・やっていること:
●結晶の作り方(ビデオと本を総合すると、こういうことらしい)
(0)容器の底を叩いて、水を活性化させる。
(1)50枚のシャーレに水を数滴(ビデオによれば約1mm)落とす(注: シャーレ全体に広がらせるのではなく、表面張力により、シャーレの中央付近に盛り上がった状態)
(2)シャーレを数枚ずつ(ビデオでは5枚ずつ)重ね、-25Cの冷凍庫で2時間凍らせる(注: ビデオでは3時間)
(3)室温-5Cの実験室(冷凍庫はこの中にある)中で、シャーレを取り出し、落射照明のもとて顕微鏡観察する
(4)水が凍る過程で中央付近が山状に盛り上がる(注:シャーレの底部から凍り始めるため、膨張によって中央部が盛り上がる)。この先端部分で雪状の結晶が成長する。ただし、結晶成長が観察できるのは、50サンプルのうち、せいぜい数個。
(5)結晶は数十秒で融ける(注: 照明で氷の温度が上がるため)
●主な主張
(1)結晶の形は水の質を反映する(水道水はきれいな結晶を作らない)
(2)よい(?)音楽を聴かせた水はきれいな結晶を作る(注: 聴かせかたはビデオでみることができる。どうやら、水をいれたビンをCDプレイヤーの前に置いて、CDをかけるだけらしい。なお、よく誤解されるが、音楽を聴かせながら結晶成長させるのではない。あらかじめ音楽を聴かせておいた水を上の手順で凍らせる)
(3)よい言葉を見せた水はきれいな結晶を作り、悪い言葉を見せた水は結晶を作らない(注: 字の見せかたもビデオに収録されている。言葉を印刷した紙をビンに貼るだけである。この際、文字がビンの内側を向くように貼り付ける。ここでも、あらかじめ文字を見せておいた水を上の手順で凍らせるのであって、結晶成長過程で見せるのではない)
(4)もちろん、声で言葉をかけてもいいようだ。
次に、僕たちが知っていること
●結晶の作りかたについて
もちろん、水を冷凍庫に入れれば凍るし、シャーレにいれた水滴なら膨張によって山状になるのはなんらおかしいことではありません。問題は雪花状の結晶成長です。ビデオで見る限り、どうやら落射照明の熱で部分的に氷が融けて水蒸気密度が上がり、温度の低い先端付近で再氷結する際に雪花状に成長する、という感じのようです。融けた水ではなく水蒸気からの成長であることは、結晶の側面がきれいな平面(ファセットといいます)になっていることからわかります。つまり、これは雪と同じ「気相成長」によってできた結晶です。
できた結晶がすぐに融解してしまうのは、熱伝導によって先端付近の温度も上昇してしまうためでしょう。つまり、熱が先端に伝わるまでのわずかな時間で結晶成長が起きているようです。どうやら照明の当て方にノウハウがありそうです。照明のために初めから先端の温度が高くなってしまっては結晶成長しませんから。
●結晶の形とそれを決める要因について
「気相成長」による雪の結晶形なら、中谷宇吉郎が詳細に調べています。それによれば、結晶の形は基本的に温度と過飽和度で決まってしまいます。中谷は、この条件をいろいろ変化させて、人工雪の実験を行い、一枚の図にまとめました。この図は今では「中谷ダイアグラム」と呼ばれています。
「水からの伝言」の結晶の形も基本的にはこの中谷ダイアグラムで説明がつくはずです。もちろん、どんな音楽を聴かせたとかどんな文字を見せたとかで結晶形が決まるわけではありません。
ところが、江本らの実験では過飽和度や温度のコントロールができません。結晶成長が起きている場所での過飽和度は、照明の熱で氷が融けることによって変化するので、一定には保てないでしょう。また、温度も、室温こそ-5Cですが、実際に結晶成長が起きている場所での温度は冷凍庫から出してからの時間や落射照明の当て方などによってしまうため、コントロールできません。結晶成長が起きる「先端」の形状も偶然にまかせているので、これもコントロールできていません。
結局、そもそも再現性の悪い実験なので、雪花状結晶が観察されるとしても50個中数個というのはしかたのないことなのでしょう。しかし、江本氏らはその再現性のなさを逆手にとっているようです。条件が完全にコントロールできれば、どんな結晶ができるかはそれで決まってしまうので、どんな音楽を聴かせただのどんな文字を見せただのは結晶形と関係なくなってしまいます。雪花状結晶がたまにしかできず、しかも短時間しかできないからこそ、「よい言葉」や「きれいな音楽」の場合に限って雪花状結晶が観察されるわけです。ポイントは「できる」のではなく「観察される」というところにあります。江本氏はあるの本の中で「盲検法でやりたい」という趣旨のことを書いていますが、まだその結果は公表されていないと思います。二重盲検法で実験すれば、結晶形は完全にランダムに決まるはずです。
高橋メソッドって、当然冗談だと思ってたんですが、本気なんでしょうか。
すべての講演が高橋メソッドで行われるような講演会があったとすると、聴衆にとっては苦痛でしょう。そんな講演会は聴きたくも見たくもないですが。ていうか、僕なら高橋メソッドで一分以上の講演を聴きたいとは思いません。
あれって、自動デモ用ツールだよね。
冗談としてはすばらしいけど、真に受けるのはどうかと思う。
基礎セミナー「サイエンス・フィクション」の一環として、SF作家の菅浩江氏に特別講演をしていただきます。今回は「永遠の森」を題材に、科学記事などの資料からどのように物語を構築するかについて、実作家の立場からお話しいただく予定です。
受講者以外のかたの来聴も歓迎します。
日時: 2005年7月11日(月) 16:30-18:00
場所: 大阪大学サイバーメディアセンター豊中教育研究棟7階会議室
なお、今年度の「サイエンス・フィクション」特別講演は今回が最終回です。