学会から戻りました。疲れました。
シンポジウムはたざきさんの活躍でつつがなく。
結局、まだ発表準備ができていないわけです・・・
ばたばたしてて、テルミンを弾かせてくれる店も当たらずじまいで。しょうがないから、外で弾こうかな。松山のストリートミュージシャンはどこで演奏するのでしょう
「ニセ科学」シンポジウム終了後は、2ちゃんねるやスラッシュドットなどに「期待はずれだった」という記事が膨大に書き込まれることでしょう。性急に結果を求める人とか、「ニセ科学叩き」を求める人には不満の多いものになること請け合いですから。
と、予言しておきます。予言通りになったら「やっぱりね」だし、そうならなければ、むしろそれはよかったということなので、結果がどっちに転んでも大丈夫。こういうのを「マルチプルアウト」と言います(ちょっと違う)。
PR誌「ちくま」に連載中の斎藤貴男氏(「カルト資本主義」の)の記事、今月号は「水からの伝言」です。江本勝のインタビューにも成功しています。AERAと合わせて読むべし。たぶん、書店でもらえるはず。
僕もちょっとだけ答えていますが、まあ、それはよい。
MBSの夕方のニュース番組「VOICE」で3/24の夕方に放映される予定です。ただし、関西ローカル。
僕はあまりうまくしゃべれなかったので、それは期待しないでください。批判番組が流れるということ自体が重要。左巻さんのところでやった人工雪も見られるはず。
同志社女子大の左巻さんのところに行って、平松式人工雪実験を教えてもらいました↓
http://users.eolas-net.ne.jp/saebou/kazupage/pet.htm
これは手軽にできて、いいですね。
ドライアイスが余ったので、もらって帰って、家でもやってみたところ、樹枝状の結晶がきれいにできました。家ではいい加減に、プラスチックのバケツに500ccのペットボトルをいれて、ドライアイスの上からタオルで覆っただけなのですが、そんなんでもオッケー。要するに、容器はなんでもいいのね。
ただ、糸が太めだったため、6方向には成長しなかったんですけど。
コツは細い糸を使うことと、充分に息を吹き込むことみたいです。
すごく簡単なので、小中学校でやるといいと思う。ドライアイスの扱いさえ、注意すれば、あとはなんとでもなるでしょう。
最近、論文を書き続けているとです。といっても、(元)学生のみなさんが主としてやった研究を一緒にまとめてるのですが。で、これが、やってもやっても終わらない。ようやく一本アクセプトされて、一本はレフェリーへの返事を送ったところ。レフェリーにまわってるのが一本。でも、書きかけがまだまだ溜まっているとです。可及的速やかにやるので、許せ>該当者諸君(^^
それはさておき、問題は英語や。第一稿は学生に書かせて(書いていただいて?)、それを一緒になおしていくのですがね。ついつい、学生の書いた英語をできるだけ活かそうと考えてしまうわけです。が、つい最近、考えを改めました。できるだけ活かそうとか考えると、ろくな文章にならん。というわけで、今後は学生の文章は一個も残らないくらい書き換えることにしました。それなら、いちから自分が書いたほうが楽なんですけどね。
そんなわけで、そうするので、よろしく>君たち(^^
テレビで神戸空港をメインに「地方空港」の話をやってるんですが、今後の需要予測というのが、いつもながらとんでもない。
空港に限らず、ダムでも原発でもそうだと思うのですが、「需要予測」ってのがくせもので、作ることを正当化するデータを出すとはじめっから決まっているとしか思えない。どう考えても、「需要予測を見て、作るかどうかを決める」ためのものじゃないよね。そういうのは「予測」と言わない。
学者だの有識者だのが関与してる場合も多そうだけど、それってかなり悪質な「ニセ科学」なのでは。
小牧市の副島教育長が「教育委員だより」としてAERAの記事をとりあげておられます↓
http://www.komaki-aic.ed.jp/kyouikuiindayori/H17/iindayori137.htm
きちんとした考察を含む、よい記事だと思います。残念ながら、小牧市でも授業に使われた例があるそうですが。
こういう反響があるとうれしいですね。
副島教育長は「トンデモ本の世界」を愛読しておられるそうで、やはりそういう人が教育行政に携わらなくてはいかんと・・・・(^^
先日から、ひとつの記事にスパムトラックバックが付くようになったのですが、アクセス解析をすると、リファラーがinsuranceだのpokerだのというサイトになってるアクセスが急増中。ちぇ、狙われちゃったよ。話題の某社の陰謀か(^^
そのせいか、ロックファイルの処理に失敗して、カウンターが出なくなっちゃいました。ま、スパムなアクセスが急増ではカウンターの意味もないからいいんですけど。
egogoさんの日記↓
http://d.hatena.ne.jp/egogo/20060309#1141885504
によると、日刊ゲンダイに「水伝」の記事が載り、それをテレビの「ワイドスクランブル」(3/9)がとりあげたそうですが、どなたか録画しておられませんかねえ。これはかなり望み薄ですが、万が一、おられたら、見せて頂きたいのですが。
見た友人はいるのですが、録画はしていない模様。
ゲンダイの記事のコピーなどもどこかにあるとうれしいです。
.....
追記: ゲンダイの記事は見せていただくことができました。録画は引き続き求めています
追々記: 「ワイドスクランブル」の録画も見せていただくことができました。どうもありがとうございました。いやあ、ネットってすごい。
今話題の耐震強度には2種類の計算法が認められていて、その結果がずいぶん違う場合があるという話題が新聞に出ていました・・・
そんなの、違ってて当然のような気がするのですけど。
えー、つまり、耐震強度の計算というのが、それほどの精密科学かということです。原理の全然違う二種の計算結果がきっちり一致するというのは、精密科学ですよね。直感的には、そんな精密科学のはずがないと思うんですけど。計算でばっちり求められるほど、いろんなことがよくわかってるなら、E-ステージ↓
なんてもんは不要なのでは。
2種類のどちらの計算法でもよいなんてのは、計算やら理論やらを過信してるわけで、むしろ2種類の方法で計算して、強度が弱く算出された側の数値で評価するとかするべきなのでは。違うかなあ
例の講演会について、川端さんのブログに記事が出ています。
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/
どうやら森教授はたくさんしゃべったようで、質問時間があまり取れなかった模様。意図的かどうかはわかりませんが、いずれにしても、ほぼ「言いっぱなし」を許す結果になったようですね。区の対応が知りたいところ
産経新聞3/1付け「正論」欄↓は"筑波大学名誉教授・村上和雄 再び接近し始めた「科学」と「宗教」"という見出し。
http://www.sankei.co.jp/news/060301/morning/seiron.htm
村上氏は進化論を批判して、「サムシング・グレート」を唱えていますが、たぶんIDの人ではありません。記事の内容もIDからはじめて、最後は単に自説を述べるのみ。「私は知的設計論者の意見に近い」という記述はあるものの、全体としてはIDそのものを主張しているわけではありません。
まあ、それはそれでそれだけの話と言えなくもないけど、「聖書に基づく創造説は宗教の枠組みに押し込められてしまった。この時点で、科学は宗教から枝分かれした。しかし、科学と宗教は再び接近しつつある」とか書いてしまったために、見出しはそこに集中。産経新聞としてはID推進の援護射撃的な記事として扱っているように見えます。どうでしょうね。
村上氏はちょっとナイーブにすぎたのではないかしら。