日本の「波動」のリーダーで「水からの伝言」の提唱者、江本勝氏がなくなったそうだ。
最近はMRAの開発者ロバート・ウェインストックが行方不明ということもあり、あまりぱっとしなかったような気もするけれど、そうはいっても波動は生き残っているし、「水からの伝言」ですら、まだ消えてはいない。
江本氏の死は、ひとつの時代が終わったということだろうが、波動の組織は残っているから、誰かが後を継ぐのではないかと思う。組織ができあがっている以上、それを維持する必要があり、教祖が亡くなっただけですべてが終わるということはなさそうだ。
もっとも、江本氏ほどのカリスマ性がある後継者を立てられなければ、だんだんに縮小してなくなっていくに違いない。
もちろん、波動は江本氏の専売特許ではなく、他の組織もある。しかし、「水からの伝言」という秀逸なアイデアで一斉を風靡した江本グループほどには他の組織は大きくなれないと思う。
今後に注目しておきたい。
「書く書く」といい続けて全然書けていない「ニセ科学入門」だが、船井幸雄が亡くなり江本勝が亡くなり、できるまえからどんどん古びていく感じはする。まあ、「終わった話をまとめる」というのもよいような気がする。