楽工社からSkeptics' Dictionaryの邦訳「懐疑論者の事典」が出ます。
http://www.rakkousha.co.jp/books/ka_04.html
さまざまな怪しいものについて書かれた、なかなか便利な事典だと思います。ひとりで書いてるというのがすごい。
もちろん、翻訳書なので、日本では馴染みのないものがたくさん出ていたり、日本ではよく知られているものが出ていなかったりしますが、それはそういうものだと割りきっていただければよいかと。
上下巻で計7000円となかなかいい値段なので、ちょっと手を出しがたいというかたは、図書館にリクエストしていただくのもいいかもしれません。まさか、「禁帯出」のリファレンス扱いにはならないでしょう。
刊行が予定より大幅に遅れた理由は、最初の翻訳者の仕事がひどすぎたせいで、翻訳しなおしになっちゃったからです。いい仕事もしている翻訳者のはずなんですけど、下訳をそのまま出したんでしょうね。なめられたもんです・・と怒る。
記事を書きっぱなしにしたり、スパムトラックバックを延々と放置したりして、すみませんでした。
なかなか調子がでないといいますか、一種の引きこもりが続いていたといいますか。リアルライフで本当に引きこもってるわけじゃないんですけど、メールをほとんど読まないとか、電話に出ないとか、郵便物を見ないとか、まあ、そんな感じです。「ネット行方不明」みたいな。
そのわりに、SF大会に行ったり、ライブをやったりはしてるんですけどね。
というわけで、たぶん多くのかたが「連絡がとれない」と困っていたり戸惑っていたりするのではないかと思います。すみません。先日からメールをぼちぼちと読み始めています。さっき、四ヶ月前に届いていたメールに返事を書きました(^^;。そういう感じですので、連絡が必要なかた、お手数ですが、再度ご連絡ください。未開封の郵便物のたぐいも、いったん箱にほうりこんじゃったので、当分出てきません。お急ぎの方は改めてご連絡ください。
ブログの議論にもぼちぼち参加します。
どんどん進んじゃってて、ついていけないかもしれませんが。
ニセ科学の状況は相変わらずで、全然よくなっている気がしませんね。それでも希望は「ニセ科学」という概念自体がある程度広まったことでしょうか。
もっとも、学校の校長先生までは届いてなかったらしいので、そのあたりの戦略が問題です。
すみません。さまざま余裕がないのですが、あらためてエントリーだけ作っておきます。
詳しくは、「ほたるいかの書きつけ」
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10136609441.html
「渋谷研究所X」
http://shibuken.seesaa.net/article/106630527.html
追記(9/23):
たくさんのコメントありがとうございます。読みつつありますが、先に追記。
この話には、まずもって「げんなり」させられます。これまでに「水伝」批判は(ペースは遅いとはいえ)それなりの成果を挙げつつあるのかと思っていました。TOSSのサイトからもとっくに取り下げられています。
ネットだけならなかなか伝わらないこともあるでしょうが、新聞・雑誌・テレビなどが何度か取り上げてくれましたから。しかし、伝わらないのですね。しかも、校長先生に伝わらないとは。
さすがに今回のことに対してはなんらかのアクションが必要と考えています。
今年も「ニセ科学フォーラム」を開催します。今のところ、東京のみ。
今回は小内亨さんに健康情報についてお話していただきます。
定員があるので、参加希望のかたは事前にお申し込みください。
申し込み方法等詳細は
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/nk08/
....
日時: 2008 年 11 月 9 日 午後 1 時半から 5 時半まで
場所: 学習院大学・西 5 号館地下 B1 教室
プログラム
1:30 左巻健男 開会の挨拶・事務連絡
1:40 菊池誠 ニセ科学問題の見取り図(質疑を含めて 40 分)
2:20 田崎晴明 科学を教えること・伝えること、そして「ニセ科学」(質疑を含めて 40 分)
3:00 休憩(10 分)
3:10 小内亨 ニセ科学健康情報の見方考え方(仮題)(質疑を含めて 80 分)
4:30 休憩(10 分)
4:40 -- 5:30 討論
6:00 -- 8:00 懇親会
すみません。まだちょっと調子が出ないんで、軽いネタで。
さっき、youtubeにLarge Hadron Rapというのがあると教えてもらいました。
CERNの公式チャンネルにあるくらいだから、公式の広報なんですかね。加速器の現場で撮影してるし。
引きこもりで世間に疎くなっちゃってたので(ネット世間には特に疎い)、こんなのがあるとは知りませんでした。CERNだから物理をきちんと伝えるのは当然として、ラップもちゃんとしてますね。
いいアイデアだなあ。
これは新しいアイデアなのかと思って、PhysicsとRapとかScienceとRapとかでyoutubeを検索してみると、いろいろあるではないですか。いつのまにか、科学をラップで語るというのが、はやってたんですね。学校で「力学のラップを作れ」とかいう課題が出るのかもしれません。
たいていはお手軽に作った感じ(発表会を撮影しただけとか)なんで、その中ではやはりLarge Hadron Rapが群を抜いてよくできているように思いました。本気で作ってるからね。
日本語のものは見つけられませんでしたが、技術的にむずかしいのかな。それとも文化の違いなのかな。
ラップの訓練をしてない日本人が作ると、どうしても「秋田音頭」になっちゃうからなあ。
シュレディンガー音頭で対抗できるか
すみません。
大学院入試やらなんだかのヒアリングやらで、全然時間がありませんでした。
それ以前に、まだネット引きこもりが続いていたんですけど。
ぼちぼちと復帰します
その間、いろいろなことがあったので、ぼちぼちとフォローするつもりです