SX5にファイルを送り込む

SX5はLINUXのハードディスクにアクセスすることはできないので、 LINUXで作ったプログラムをSX5で使うには、”ファイル転送”をしなくてはならない。 それにはSX5にログインしたのと似たような方法を用いる。 頻繁にファイル転送が必要となる場合は、ファイル転送用にターミナルをひとつ起動しておくのがよいだろう。

まずは、教育用計算機システムの豊中からの出口となるsystem2000に接続する。
$slogin -X ssh
パスワードを入力するところまで、前と同じである。すると
NetBSD 1.5.1 (SYSTEM2000-$Revision: 1.5 $-$NetBSD: 1.354.2.15 $) #4: Mon Jul  2 20:41:51 JST 2001

Welcome to NetBSD!

NOTICE: initial .ecsloginrc is made.
ECS login : 1.2 $
のあとに選択肢が五つばかり出るはずである。 SX5にログインするときは、1を選んだが、ファイル転送は4を選択する。

その後、転送したいファイルの名前や転送先の計算機名などを訊かれるので、 要求に従って入力する。 たとえば、教育用計算機にあるtestprog.cという名前のファイルを SX5に転送し、SX5でも同じ名前のファイルとするには、以下のような手順 となる。 カッコ内 "( )" が入力部
1.転送するファイル名 (testprog.c)
2.教育用計算機のパスワード(*****)
3.転送ホスト+ファイル名(login-hpc:testprog.c)
4.SX5側のパスワード(*****)
5.終了(CTRL-D)
画面はおおよそ以下のようになるだろう

(top) Command?  4
(copyfile) from?[CTRL-D return to menu, eg. h-masuda@ecipt10:filename]  testprog.c
a****c@*****'s password: 
testprog.c            100% |*****************************|   840 KB    00:00    
(copyfile) to?[Hit Return to abort] login-hpc:testprog.c
a****c@login-hpc's password: 
INFO: Successfully copied from *****:.linux into login-hpc:testprog.c.
(copyfile) from?[CTRL-D return to menu, default: *****:testprog.c] ^D
逆向きのファイル転送(SX5から教育用システム)も可能で、SX5上で計算結果を格納したファイルkekkaを同じ名前で教育用システムに転送したければ、 from?に対してlogin-hpc:kekkaと入力し、to?に対して、こちら側の端末名とファイル名を入力すればよい。 こちら側の端末名はどの端末を使っているかによって違うが、たとえば端末名がtoyonaka400なら、toyonaka400:kekkaと入力する。
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