SX5でCプログラムをコンパイルし、実行する

SX5でのコンパイル命令はccである。基本的なLinuxでのgccと使い方はほぼ同じである。

sx54 /usr1/iev098gc<22>%cc -o test test.c
とすれば、test.cというプログラム・ファイルをコンパイルして、testという実行ファイル が作られる。-o testをつけなければ、実行ファイルがa.outという名前で作られるところもLinuxと同じである。

 プログラムがふたつ以上のファイルに分けて書かれていても、その名前を並べる だけでよい。たとえば、test1.cとtest2.cを合わせてひとつのプログラムだとすれば

sx54 /usr1/iev098gc<22>%cc -o test test1.c test2.c
でよく、結果として一個の実行ファイルtestが作られる。 数学関数(sqrtなど)を使う場合は少々長い指定が必要で

sx54 /usr1/iev098gc<22>%cc -o test -h math vector test.c
とする。-h math vectorをつけなくてもコンパイル可能だが、おそらく実行時の計算速度に大きな差が出るだろう。一度試してみるのも吉。

実行ファイルの実行のしかたもLinuxと変わらない。実行ファイル名がtestなら

sx54 /usr1/iev098gc<22>%./test
である。

 なお、計算結果をファイルに格納したければ「リダイレクション」を使う。たとえば

sx54 /usr1/iev098gc<22>%./test > output
などとすれば、testを実行した際の出力がoutputという名前のファイルに格納される。 ファイルに格納したのちに結果をcatやheadなどで確認するのが吉