(1)実行結果(2)気づいたこと(3)難しかった点・疑問点(4)感想等をレポートする。
先週は調和振動子をRunge-Kutta法とleap-frog法で解くプログラムを作った。 今週は、それを少し書き直して、 重力場中の単振り子の運動方程式を解いてみよう。 どちらの方法で計算してもかまわない。
糸ではなく、硬い棒が支点から ぶらさがっている状況を考える。支点はぐるぐる回れるとしておく(天井に当たる とかは気にしない)。 角度を力学変数にすれば、一自由度の運動方程式になるので、 書き換えはそれほどの手間ではない。 せっかくの数値計算なので、話を微小振動だけに限る必要はない。 初速度を0として、いろいろな角度から振り子を振らせてみる。
データをプロットするなり、数値を眺めるなりして、振り子の周期を求めよう (目で見て決められる程度でよい) 等時性が成り立つのは、振幅が小さい時だけだから、角度が大きくなるにつれて 周期が変化するはずである。 角度に対して周期をプロットして、これを確かめてみよう。
Schroedinger方程式の計算プログラムに挑戦する。 最終目標はCrank-Nicholson法またはTrotter分解(Checker Board分解) の方法を用いてGauss型波束の一次元ポテンシャル透過を計算することである。 計算方法はどちらを用いてもよい。
いきなりそれに挑戦してもよいし、とりあえずもっと易しい問題 を設定してもかまわない(たとえば、 ポテンシャルなしの場合にGauss波束をEuler法で 動かしてみる、など)
注意点は空間の差分化と複素数の扱いで、それぞれ工夫すること。 適当な初期波束を作り (ここは少々手計算が必要だろう。Gauss波束について思い出す必要あり)、 時間発展をさせてみる。 実部と虚部それぞれの時間変化、および確率分布の時間変化をグラフに してみよう。