すでにいくつかのエントリーでこの問題が挙がっています。
特に
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1241919950#CID1254796817
でTakuさんからご紹介いただいた日本助産師会への問い合わせに対する回答というのが、あまりにもまずいと思うので、エントリーを分けることにしました。
以下にTakuさんのコメントから転載します
.........................................
----日本助産師会からの回答----
平成21年5月15日
社団法人 日本助産師会
安全対策室長 ○○○○
ホメオパシーに関するお問い合わせへの回答
平成21年4月10日付のメールでお問い合わせいただきました上記の件に関して、
回答させていただきます。
記
1.ホメオパシーに関する見解
ホメオパシーは今から200年前にドイツの医師ハーネマンが確立した療法で、その起源は古代ギリシャのヒポクラテスまで遡るといます。代替医療の一つである。イギリスでは療法そのものが、国民医療保険の対象になっており、英国王室の主治医は150年間、ホメオパシーの医師が勤めていると言われている。
我が国の開業助産師の中には、ホメオパシー療法の認定の施術者として、日本ホメオパシー医学協会にて認定された助産師がホメオパシー施術を実施しているときいている。認定を受けた者が対象者の妊産婦の同意を得て実施することは、問題がないと考える。
現在、わが国における開業助産師の業務は、保健師助産師看護師及び医療法に基づき、更に本会の「助産所業務ガイドライン」にのっとって実施している。ホメオパシー施術の適用もその業務の範疇は正常経過を辿る妊産婦であることは言うまでもない。
2.ホメオパシーを実施する助産所が児の予防接種を勧めないかどうかについて、数ヶ所の助産所に電話で確認したが、その事実はなかった。
今後、助産所において、そのような指導がなされていることが判明すれば、本会としては直接指導することや、中止するよう働きかける必要があると考えている。
.........................................
これはホメオパシーに対する認識が決定的に間違っていると思いますし、日本ホメオパシー医学協会の認定なんていうのはなんの意味もないわけです。
ホメオパシーが助産所業務の範囲であると組織として認めるというのは、とても容認できることではありません。
予防接種の件は、徹底してもらいたいものですが
もうひとつ(ほかにもいろいろある中で)、K2シロップの代わりにレメディを飲ませる助産師の話もありました。
これもまたとんでもない話です。
人命に関わることなのに、なぜこれほど安易にこのようなことができるのか。
ほかにもいろいろあるようで、まずいですよ。いや、実際、ものによっては「幼児虐待」に該当するのではないでしょうか。














この記事に対するコメント[49件]
1. ふぃっしゅ — October 17, 2009 @13:15:56
出産・子育ての中でのニセ科学・ニセ医学についてエントリーをつくっていただけないかなと思っていたところです。
最近の助産師の中での「自然ブーム」は、昔の人の智恵を大切にする温故知新を飛び越えて前近代的な考え方に戻ろうとしているのかと思ってしまいます。
それを無批判に後押ししているのが、こうした職能団体です。
出産・子育てとは現在関係のない方もおかしいと感じることがたくさんあると思いますが、そういう声をまとめる場がない状況です。
皆様のコメントに期待したいと思います。
2. ちがやまる — October 17, 2009 @19:18:08
医療、施術として「問題がないと考える。」根拠は何も示されていませんね。
というか、この「社団法人 日本助産師会 安全対策室長 ○○○○」という人は、医学とか医学史とかいうものが古代とか100年前とかから綿々と同質なものが続いているというイメージを持っているのでしょうか。そうだとすれば、その見識が疑われますね。
これは最低でしょう。
4. ふぃっしゅ — October 17, 2009 @23:24:44
個人としての関心である限り、自由です。
ただし、助産師かつホメオパスあるいは助産師かつ整体師のように、資格を並列にしてはいけないことを混同してしまっているのだと思います。
ホメオパシー、アロマ、整体など理論化も体系化もされていないものは、現在の医療や看護の中では学んでいません。ですから、助産師としてそれを他人に効果があるかのように勧めて実施し、さらに金銭を受け取るということ自体が、専門職としての倫理に反しています。
もし、妊産婦さんにホメオパシーを勧めたいのであれば、助産師という資格は出さずに、ホメオパスとしてするべきだと思います。
助産師が勧めているから、と信じると思います。
助産師であることを伝えずに勧めれば、きっと妊産婦さんで信じる人の割合は減ることでしょう。
助産師として妊産婦さんに関わりたいのであれば、ホメオパシーは切り離さなければいけないはずです。
助産師として妊産婦さんにホメオパシーを勧めてみたいのであれば、医師の許可のもとに症例検討を重ね、きちんと実証し、周産期関係者の中で認められた上でなければならないはずです。
整体も同じです。
助産師の判断で、勝手に他の療法を薦めることは、保助看法に反しています。まして、民間資格で、妊産婦さんに効果の実証されていないものを勧めることは危険なことです。
ここを助産師会もはき違えていると思います。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/?of=0
6. うさぎ林檎 — October 18, 2009 @10:52:43
まずホメオパシーへの理解がホメオパスの受け売りに過ぎないところにまず唖然とします。
単なる勉強不足であればまだましですが、そうでないならホメオパシー擁護であることを堂々と宣言したと言うことでしょうか。
万が一そうなら助産師という職能が国家資格として新生児に関わることに疑問を持たざるを得ません。
次に日本ホメオパシー医学協会の認定は当然国家資格でも何でもないわけで、そこに何の責任も保証もありません。
大体日本ホメオパシー医学協会は日本の統一されたホメオパスの団体ではなく、ただの一団体に過ぎません。
その認定にお習いごとのお免状以上の意味があるわけはありません。
日本助産師会は予防接種については真っ当な内容のことをHPに書かれていますが、
そのことと日本ホメオパシー医学協会が盛んに煽っているインフルエンザへの対応で整合性がとれるとは思えません。
http://jphma.org/topics/topics_70.html
外部の人間は日本助産師会の返答をもって助産師という職能への判断をするしかないのです。
そうだとすると真面目に仕事に取り組んでおられる助産師の方々には迷惑な話でしょう。
とにかく、この返答は国家資格を持つ職能団体としては最悪だと考えます。いや、なんだか頭がクラクラします。
7. 落伍弟子 — October 20, 2009 @14:21:14
信じてはいけないホメオパシー
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20091016/1019530/
8. ふぃっしゅ — October 20, 2009 @14:41:40
全国で助産院数は300未満ですから、1割以上がすでに取り入れていることになります。
助産院だけではなく、個人で母乳相談など開業届けを出している助産師を含めると、相当な数になるのではないかと思います。
地域で新生児訪問に関わっている助産師の多くが助産師会に入っているので、予防接種への悪影響もこれから出てくるのではないかと心配です。
研修会を開いて、ここまで浸透させた助産師会の責任は大きいです。
落伍弟子さん、情報をありがとうございます。
続きを早く読みたいです。
9. ちがやまる — October 20, 2009 @18:06:52
失礼を承知で敢えて書かせていただきます。
助産師のやることですから、まあ、こんなもんでしょう。
助産師会ったってまともな知識も無い連中の集まり。
≪自然なお産≫を掲げているだけでそのレベルが知れます。
と、喧嘩を売るようなコメント書きましたが、
ホメオパシーなんぞにはまるってのがもういけません。
ほとんどを占めるまともな助産師さんたちがカワイソ〜です。
そういった意味でもこの助産師会の回答はいただけません。
安全対策室長・・・って、名前を変えたほうがいいんじゃね??
11. うさぎ林檎 — October 20, 2009 @19:59:15
分娩台はありません、フリースタイルのお産です、水中出産、自宅出産にも対応しますと宣伝。
そして医療行為は出来ないのでそれ以外のことで”何かをして”妊娠をサポートしたがります。
それがヨガ・アロマテラピーから始まって、イトオテルミー・フラワーエッセンス・ホメオパシーと進んでいきます。
陣痛促進剤も目の敵にされています。でもこれは調べてみると重篤な事故例は古いものが多く、今では十分コントロールされているように見えます(このあたりどうなんでしょう?>ふぃっしゅさん)。
陣痛促進剤を使用しないことを売りにしようとするあまり助産院のHPは、必要以上に妊婦の不安を煽っている印象を受けます。
また助産師会の安全管理のセミナーに”助産所における医療安全管理研修会”とあり、”産科医療における事故事例から学ぶ”の講師に”陣痛促進剤による被害を考える会 代表”の方が呼ばれています。
助産師会の方は”安全管理”についての認識に基本的な誤謬を犯している不安を感じます。
12. momoppu — October 20, 2009 @21:28:22
信じていることの根拠として、認定団体云々と言って自己の信心を正当化しようと
しているだけのように見えます。
すぐに態度を改めてはくれないでしょうから、
せめてその行為が正当な医療行為の代替にならないことを祈ります。
医療行為が必要ない場面で使われるだけなら、短期的には悪影響は小さいと思うので・・・
(そもそも、代替医療って代替になってないと思いませんか?)
妻が読んでいるファッション雑誌でも、
ホメオパシーや、水中出産の記事を時々見かけるようになりました。
(逸話の紹介だけなのですが)
まだ、水中出産での事故の話などを伝えると私の話を聞いてくれますが、
実際に妊娠した段になると、そっちにはしってしまうんでは、と心配です。
13. ふぃっしゅ — October 21, 2009 @13:13:01
ホメオパシータイムスでは、GBSに感染した妊婦に分娩時与えられるペニシリン内服をしなくても、ホメオパシー的アプローチによって現在まで感染例がゼロであるという報告をしています。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/193911/169821/53339745
「ホメオパシーは世界で最も安全な医療か?」の336でも書きましたが、GBSは未治療の母体から生まれた新生児が発症した場合の致死率は50%です。またGBS陽性の場合、医療機関での出産となるはずです。
『40歳過ぎ、前回帝王切開だがレメディを飲みながら助産院で分娩』
おそらく数年前のことのようですが、前回帝王切開は助産院では受けてはいけません。
『妊娠性湿疹に対して、助産院で「漆」のホメオパシークリームを出され、よく効いた。また「出産準備」のレメディをもらった』
『義母とのトラブルでパニック。うつになると思い助産師のホメオパスに見てもらったところ、「甲状腺が弱っていて、貧血もある」と言われた』
助産師は「診断」をしてはいけません。その内容も、何の根拠で甲状腺といえるのか。
『分娩前からお産当日まで飲むように、「貧血のレメディ」「赤ちゃんにいいレメディ」「産道を開きやすくするレメディ」「情緒を安定させるレメディ」をもらった』 ???
『逆子治療で有名な(!)助産院へ行った。「出産後の出血をものの1分足らずでピタッととめるレメディ」と「治るべき逆子の場合には赤ちゃんに逆子を治すようサインをおくるレメディ」をもらった』
そのあと、驚くべきことに、その助産院で逆子に対する外回転術を行っているようです。これは、逆子を扱ってはいけないというガイドラインに反しているばかりでなく、胎盤剥離を起こし母子ともに死亡する危険のある治療を助産師が行っています。
日付を見ると2008年2月ですから、助産師会が助産所業務ガイドラインを出してから4年もたっています。
『妊娠8ヶ月でお腹が張っていることに対し、ホメオパスから(助産師かは不明)シービアが聞くと言われ試みたが、張りもまだひどいがあと3日様子をみよう・・・と』
早産になってしまいます。医師への受診を勧めるべきです。
『出産した助産院では、全ての胎盤を保存して、それからレメディを作ってくれる』
「人間の臓器に該当する胎盤の処理は、認定を受けた業者と契約を結び、各市町村の条例に従って処理を行わなければいけない。感染予防のための医療廃棄物処理の規定および胎盤処理に関する条例などにより、胎盤などを土に埋めたり、自宅にもって帰らせたりしてはならない」(日本看護協会監修 助産師業務要覧より)
当然、食べさせることもだめです。
ブログとはいえ、いくつかの記事は助産院も特定できます。
これらの内容を読んで、ホメオパシーが問題であると思えないのであれば、やはり助産師の免許を返納してホメオパスとして働いた方がよいのではないかと思います。
あと、助産院のHPを見て気になるのは多くの助産院が「診療時間」という表現を使用していることです。
診療とは、「診断」と「治療」ですから、医師と歯科医師にのみ使用が許される表現ではないでしょうか?
助産師に許されているのは、あくまでも「助産又は妊婦、じょく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする」です。
助産院での妊婦健診も、「診療」ではなく、正常に経過している妊婦さんへの保健指導です。
14. kurita
— October 22, 2009 @02:49:36
「赤ちゃん整体」「ベビー整体」ってのも、「ダウン症の症状緩和」だの「自閉症児の改善」だのと、かなりいかがわしいことを言うのがありますね。
これはアメリカの話だし「赤ちゃん向け」の話でもないし、日本で言う「整体」との関係も実はよく知らないのだけど、アメリカで「カイロプラクティック」が人を殺したり神経損傷を引き起こしているという怖い話が出てました。
http://www.skeptic.com/eskeptic/09-10-21#feature
“In this week’s eSkeptic, J. D. Haines, MD reminds us that chiropractic is a dangerous threat to public health. ”
16. 琴子の母
— October 22, 2009 @14:13:27
こんにちは。
逆子直しはまだやっているところはあるだろうなぁと感じている日々でした。
助産院のブログ等では、やはり人の目を気にしてか、公に書いているところはありませんが、受けた方の口に戸はたてられないらしく、時折、そう感じられることがありました。
助産師会はどういう対応をしますかね。
以前に、VBACをやろうとしている助産院があると、ブログで見たと連絡したら、そりゃもう、凄い対応でしたから…
どうしたらよいものか…
17. ぱく — October 26, 2009 @13:44:29
以上の様な状態のようです。
事の真偽については我々にはわかりませんので、
貴会にての精査をお勧めいたします。
助産院でお産なんてのは認めるべきでないということなんじゃろか?
私は助産師による犯罪と理解しました。
そう思われても仕方ないのでは・・・?
ところで、陣痛促進剤がダメなのに、
レメディの投与?服用?ってのは、何で自然なお産なんでしょう?
助産師会が関与まではいかないにしても、これほど告発があるにもかかわらず見て見ぬふりをしているとなると、そのうち助産師会も刑事告発で捜査対象に入る事がありそうな気がしますね。
いたしかたないでしょう。
日本にはシャーマンの免許というのは無かったはずです。
19. かとう — October 26, 2009 @19:24:20
精査するなんて無理だし。書類を提出させたり、事情を話しにこさせたり
とか無理です。
告発するのであれば、警察じゃないと。
あとは、保健所かな。
ここから→
日本助産師会とは
社団法人 日本助産師会は
母子保健推進のため、全国の助産師の連携をはかり、助産師業務の水準を維持し、その改善・向上につとめています。
助産師は、自然な妊娠・出産の経過や、母乳育児を大切にし、専門的な知識に基づいて、母子やそのご家庭の方々のニーズに即した、安全で快適なケアを提供しています。
本会は、全ての女性が必要とするケアを、地域ですみやかに享受できる様施策に反映されるように、政府や行政等関係諸団体に働きかけています。
また、本会はICM(国際助産師連盟)加盟団体として、国際的な関連集会や研修、国際支援などに参加し、世界の助産師関連団体との連絡や情報の交換なども行っています。
(社)日本助産師会綱領
1.会員として職業倫理を守り、社会の福祉に貢献します。
2.会員の資質向上のため、専門に関する最新の知識の吸収と技術の練磨に努めます。
3.助産ケアを求める対象に対し、必要な情報およびケアを提供します。
4.自律性ある集団組織形成に向けて、会員増加と会員の相互協力および福祉に努めます。
5.国際助産師連盟会員としての自覚を高め、助産師の地位の向上に努めます。
←ここまで
件の助産師が日本助産師会に所属しているかは明かではありませんが、
もしも属しているのなら、少なくとも綱領の1には違反していると考えます。
日本助産師会からの除名処分は十分可能なのではないでしょうか。
そして何の権限もないと言うことでしたら、こんな委員会は徒のお題目と言うことですね。
ここから→
安全対策委員会
助産所での医療事故発生時の対応に関して、連絡方法・事故報告
書等を検討します。また、助産所における事故の発生を防止するた
めに、助産所間で相互に監視し合い、評価し合うシステム、その評価
基準等について検討します。
←ここまで
21. ぱく — October 27, 2009 @07:14:06
かの団体に属す方なのかどうかは存じませんが、
≪助産師会って、そんな権限のあるものじゃないです。
精査するなんて無理だし。書類を提出させたり、事情を話しにこさせたり
とか無理です。≫
助産師会って、ただの金集めのための団体ですか?
22. かとう — October 27, 2009 @20:08:54
以前別のエントリで書いた気がしますが、物理を修めた一般人です。
日本は法治国家なので、法律に書いてなければ、国家資格に対して、
処分権限が無いのは明らかです。
書類の提出をお願いするのは誰にでも出来ますが、強制的に提出させる
事は、裁判所の許可が無ければ出来ませんし。
それも法治国家の基本ルールです。
中学校でやりませんでしたか?
23. PseuDoctor — October 27, 2009 @23:19:23
かとうさんの言われる「助産師会に権限は無い」というのは「法的な権限」の事ですよね。でも、ぱくさんやうさぎ林檎さんが助産師会に期待しているのは必ずしも法的なものとは限らなくて、言わば「社会的影響力」の部分だと思います。そこらへんでちょっと齟齬がある様に見えます。
ちょっと「会」について書きます。
例えば、行政書士会とか司法書士会や弁護士会は強制加入であり、会に入らなければ行政書士にも司法書士にも弁護士にもなれません。その場合は、単に「行政書士・司法書士・弁護士となる資格を有する者」でしかなく、当然ながらそれぞれの業務を行う事も出来ません。従ってこれらの会は会員に対して強い権限を持っており、その裏付けとなっているのが行政書士法・司法書士法・弁護士法だと言えます。ですから「会に対して処分を求める」というのは会員に対して物凄いプレッシャーだろうと想像します。下手をすれば仕事が出来なくなってオマンマの食い上げですから。
しかしながら、医療関係の「会」にはこうした縛りはありません。よく誤解されるのですが「医師会」なども全くの任意加入であり、勤務医の多くは加入していません。開業医の加入率は高いですが、これも必須ではなく、多少の不便を我慢しさえすれば、医師会に所属せず仕事を行うのも可能です。従って、会に対して処分を求めても、本人に開き直られたら終わりなのですね。例えば、ごく軽い処分を下そうとしただけでも相手が逆切れして勝手に退会してしまう、なんて事も充分にあり得る訳です。
以上は主として法律に基づいた話ですが、それはそれとして、一方で「会の社会的影響力を考慮して自浄作用を期待する」というのもそれほど無理筋ではない様にも思います(実現可能性の多寡ではなく、権限を持たなくても出来るかどうか、という観点で)。
どうやら今の助産師会はダメダメらしいので、もうちょっとまともな団体に生まれ変わって欲しいと思います。そうすれば会員に対して情報提供という形ででも「ホメオパシーには医学的根拠は無い」「ホメオパシーは医業類似行為とみなされる可能性がある」という、正しい情報を発信していく事が出来る筈ですから。
そういうレベルの話であっても、ぱくさんやうさぎ林檎さんが仰っている事に繋がっていくのではないでしょうか。
24. かとう — October 28, 2009 @02:29:11
にある知識です。
どこかに書いた積もりで居たけど、やってなかったようで、お手を煩わせてしまい
申し訳ないです。
これに懲りず、PseuDoctorさん、うさぎ林檎さん、これからもご指導、よろしく
お願いします。
PseuDoctorさん、フォローして頂いて有り難うございます。
現状で助産師が日本の周産期医療のチームの一員として重要なのは間違いないでしょう。
新たに「周産期搬送コーディネーター」といった役割も期待されています。
ですが医師・看護師の不足と共に助産師の不足も深刻な問題なようです。
このため、資格取得のための実習を卒後、つまり医師のように資格取得後の研修にした方が良いとの提案が出ています。
http://lohasmedical.jp/news/2009/10/15122745.php
この変更が行われるとしたら「助産所の開業」についても当然条件がつかなくてならないと思いますが、
「助産所の開業」は既得権ですから成り行きは不透明です。
また、この記事の中で
>大学での実習には必修単位が設定されているものの、卒業に必要なほかの単位も履修しなければならな
>いこともあり、以前と比べて実習期間を短くしているケースが多い。さらに、「10回以上」とされていた実習時
>のお産の取り扱い件数が、89年に「10回程度」に変更されており、2−3回しか経験しないまま現場に入る学
>生もいる。妊婦や家族からのクレームを恐れて実習生は見学にとどめる場合もあるという。
とありました。まさか資格をとって直ぐに助産所を開業する人はいないと信じますが
法的には何の問題もありません。それは一旦事故が起きた時の重篤さを考えると杜撰な資格授与に思えます。
日本助産師会は1899(明治32)年に産婆が免許制度になり、その後各地で活動していた産婆会が提携し
昭和2年に「日本産婆会」を作ったものが前身であるとなっています。
私は助産所の開業は、助産師が産婆であった歴史の名残の既得権であろうと考えます。
一部助産所のカルト化の防止、情報公開を徹底することによる密室化の防止。
既に立派な組織があるのですから、これを有効に活用することで解決して頂くのが一義です。
しかし、表面化している問題点が現在の組織の自浄努力によって解決できない時は
資格内容について法的(罰則を含んで)に見直すしかないのでは?とも考えます。
ほとんどの真面目に努力していらっしゃる助産師の方々には関係のない話ですが、
現行の法内で一部の暴走を防げないのは厳然とした事実です。
>かとうさん
お互いに精進致しましょう。
26. Kosuke — October 28, 2009 @10:25:21
建築関連の団体に建建築士事務所協会というのがあります。業として(つまり報酬を得て)建築の設計・監理業務を行う建築士事務所(の開設者)が会員です。強制加入ではなく任意ですが、例の姉歯事件を契機に法的扱いが変わりました。
どういう事かというと、まず建築士法に「建築士事務所の業務の適正な運用及び建築主の利益の保護を図ることを目的とする団体」と明記されました(法定団体化と言います)。そして、任意加入ではありますが会員に対しては団体はある種の強制力を持つことになりました。具体的には、建築主等から建築士事務所に対する苦情があった場合は、当該建築士事務所に対して説明を求めることができ、会員である事務所は正当な理由なくこれを拒否できません。
まだまだ生ぬるい感じですが、いずれは「会員に対して物凄いプレッシャーだろうと想像します。下手をすれば仕事が出来なくなってオマンマの食い上げですから」ということにもつながるでしょう。
会員以外にはこの強制力は働きませんが、会員と非会員の差別化にはなります。きちんと自浄作用が働く団体の会員ならばそれなりの信用が置けるだろうということで。
27. ちがやまる — October 28, 2009 @11:36:27
もちろん、職能団体がそこにどれだけ影響力を発揮できるかは問われるわけですけど。
28. Taku — October 28, 2009 @15:32:12
私が助産師会にメールでホメオパシーの見解を尋ねたのは、ホメオパシーとそれに付随する問題を助産師会が認識しているのかどうか確かめたかったことと、認識しているのであれば、それをアナウンスすることはそれなりの意味があると考えたからです。
助産師に限らず、医師・看護師・保健師や医療分野の各種機関の方々など、専門家であり、権威ある立場の人がホメオパシーを肯定的に評価すれば、予備知識の無い患者や一般の人々にホメオパシーは何か良い物らしいという印象を与えると思います。
逆に言えば、権限や強制力がなくても、専門家や助産師会などの専門家集団がホメオパシーについて、正しく評価し、「ホメオパシーは問題だ」という見解を示すだけでも大きな意味があると考えていました。
29. Kosuke — October 28, 2009 @16:08:43
失礼しました。
それと同時に、専門職としてまだ十分に解明も対処方法も確立されていないことに対し謙虚に考え続けることが大事です。
出産の過程はまだ未知のことばかりです。
たとえば赤ちゃんが生まれる直前に、胎児心拍が下がり胎児にストレスがかかっている時期があります。どのレベルなら待つことができるか、体勢を変えると回復するか、原因は何かなどある程度、一般化できるようになったのは、胎児心拍モニターで持続的に観察・記録でき、客観的に判断することが可能になったここ20数年です。
(「自然派」の方は、このモニターも嫌がりますが・・・)
「これ以上待たずに、吸引分娩にしよう」とか、「吸引するほど下がっていないので、緊急帝王切開にしよう」など、どれだけ赤ちゃんが助かったことでしょうか。
胎児心音が下がると産婦さんにレメディをなめさせ「効果があった」と判断する助産師が出てきたことは、対象や出産過程を観察し、よりよい医療や看護につなげようとする努力を放棄することになると思います。
今までも、医療全体でトンデモな治療法が話題になることはあっても、ここまで急速にある職種にその考えが受け入れられたことはなかったと思います。
ホメオパシーがここまで助産師に広がり、専門職としての「思考停止」を起こさせていることは本当に危ないことです。
31. Taku — November 1, 2009 @11:57:20
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1432430479
「肝臓、腎臓にきいて毒素を出すというセットをすすめられました。」と書かれていますが、ホメオパシーのことを知らない妊婦さんが助産師から赤ちゃんの健康のためと言われれば、多少の金額なら払ってしまう人の方が多いような気がします。この質問者さんは疑問を持っているようですが、助産師のアドバイスであれば信用してしまってもおかしくないでしょう。だからこそ助産師(その他の医療従事者も)は責任ある言動をしてほしいと思います。
また、1回の金額が数千円程度なので問題が大きくなりにくいのかもしれません。この料金設定がホメオパシーのビジネスモデルのしたたかさだと思います。
32. ふぃっしゅ — November 2, 2009 @05:28:11
周産期センターに勤める助産師の友人にホメオパシーのことを聞いても、「何、それ?」です。周囲の医療機関に勤める助産師で、ホメオパシーを知っている人はいませんでした。皆、助産師会には入っていないからです。
助産師会で勧めたことがごく一部の助産師、特に開業助産師の間であっという間に浸透したということでしょう。この社会的責任はとても重いです。
ホメオパシーは副作用がないことを売りにしていますが、副作用なく死亡事故があったことに対して、ホメオパシージャパンとそれを勧めた助産師会、助産師は説明する義務があると思います。
そのご遺族が告訴しない限り、ネット上の情報として立ち消えになってしまう可能性のほうが大きいでしょう。
ホメオパシーを認めた判断は間違いであったことを、広く社会に説明しなければ、K2レメディはさらに第二の犠牲者を出してしまいます。
医療の現場では予測しない医療事故に戦々恐々で、いろいろな報告書からリスクマネージメントを徹底していく努力をしています。
でも、ホメオパシーの場合、事故ではなく事件だと思います。
33. ぱく — November 3, 2009 @08:38:25
補足有難うございました。
たとえ、助産師会が医療界に於いてそれほど大きな発言権を持つものではないにしても、会員の中にホメオパシーなどに毒された輩が存在し、それを見て見ぬ振り(会としてはそのような会員がいることを知っていても否定するでしょう)をすること自体がその社会的な影響を考えれば自己の置かれた立場を放棄するに等しいことだと思います。
それにしても、助産師会っていくら職能団体とはいえども他の国家資格の団体に比べ無能(無知)すぎるような気がします。
34. Taku — November 27, 2009 @14:35:31
この助産院のサイトの「おしゃべりROOM」を読むと予防接種を否定し、ホメオパシーを勧めるなど誤った指導がされていることがわかります。
www.eonet.ne.jp/~anlynina
http://www.eonet.ne.jp/~anlynina/BBS/
36. さくこ — November 27, 2009 @22:28:36
リンク、みました……言ってることが滅茶苦茶ですね。回答は全文、めまいがしてきそうな感じですが、特にひどいと思ったのはこの箇所:
>>引用始め
保育所の他のお子さん達は予防接種をしておられるなら、はしかにはかからないということですよね。それなら予防接種を受けていない子がもしはしかにかかっても迷惑でもないんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。予防接種はかからない為にされているはずですから・・・それとも予防接種をしてもやはりはしかにかかるということなんでしょうか?それなら予防接種をしてもしなくても変わらないということになります。
>>引用終わり
この人たちの頭には、ハイリスクの人とか、まだ予防接種を受けられない小さい子とかを気遣う心というものはないんでしょうか?
予防接種を受けていない人たち=予防接種を拒否している人たち
ではないし、自分がかかっても、予防接種をしている人はかからないはずなんだから平気でしょ、なんて信じられない論法です。
こんな人がまがりなりにも、助産師として仕事をしていること自体、心底ぞっとします。
質問者の方はかなり迷われているご様子。今なら間に合う、違う病院か助産院を探せといってあげたいですが……正直怖いです。
37. Taku — November 28, 2009 @10:48:17
この掲示板の[No.50 - 1]から引用
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ホメオパシーは発達障害や自閉症を治していくものです。結果的には予防接種等の中の有機水銀が脳の神経を冒してしまうことで出てくる症状なので、少しでも早く治療してあげたほうかいいと思います。治療は本当に早い方がいいですよ。80%の子供が治っていきます。詳しく説明しますので、是非お電話下さい。お待ちしています。
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こんなアドバイスを助産師が妊産婦にしていることが許されるなどとは私には考えられません。
さくこさん
>今なら間に合う、違う病院か助産院を探せといってあげたいです
私は身内がホメオパシーに嵌っている立場なので、妊産婦さんだけでなく、誤った知識を広め、妊産婦やその子供を危険にさらしているこの助産師さんも心配です。自分の身内がこんな風に加害者になってしまうのかと思うと本当に恐怖を覚えます。
38. PseuDoctor — December 3, 2009 @23:12:50
このところ処理すべき事が通常の4倍くらいあってROMしているのが精一杯でしたが、ようやく、ほんの僅かながら余裕が出てきました。
私のささやかな力がどこまで通じるか解らないのですけれども、少しばかり日本助産師会に働きかけてみようと思います。
39. ふぃっしゅ — December 14, 2009 @13:05:19
大野氏は「『がんに効く』民間療法のホント・ウソ −補完代替医療を検証するー」(中央法規、2007)の共著者です。
科学的検証の大切さを一般の人にわかりやすく書いてある本です。
この方を講師に呼んで研修をするぐらいですから、ホメオパシーを会として認めたことは大きな過ちであったことが理解できるはずですし、助産師会として、社会に大きな影響を与えてしまったことに責任をもって対応する必要があると思います。
もうひとつ、暗い話題。
毎年、日本助産師会滋賀県支部主催、滋賀県看護協会後援で「琵琶湖発未来へ」という講演会をしているようです。
来年3月14日に12回目が開かれるそうですが、テーマが「生命のメッセージ」〜胎内からはじまる子育て〜。
講師が「胎内記憶」池川明氏 (舌癒着症のところでもでてきた産科医です)
助産師会だけでなく、看護協会まで・・・。日本の助産師「界」大丈夫でしょうか?
科学の黎明期にもないのでしょうか、私たちの職種は。
「産科領域の代替医療をリスクマネージメント」の件は、あそこらへんの人達じゃあるまいなと危惧しておりましたから
ちょっとほっとしました。
それで、あの、暗い気持ちになっておられるところに追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが
12月5、6日に行われた「助産所開業セミナー」のパンフを読んで、私は少々不安を持ってしまいました。
まずこのセミナーの副題が−助産師がより助産師らしく働くための第一歩−なんです……最初から挑発的ですよね。
「助産師が自立して働く」=「助産所開業」
それはより安全なお産への取り組みよりも、「助産師の私」としてのプライドを優先していることにならないでしょうか。
ここのところ、ふぃっしゅさんや「助産院は安全?」でsuzan先生のご意見を伺っていますと
産科・小児科医と連携したチーム医療から、助産師の方々が遠ざかるのは弊害の方が大き過ぎるのではないかと思えてなりません。
何故、こんなに大きく深い溝があるのでしょう?
41. さくこ — December 14, 2009 @17:37:12
フジテレビ・どーも☆キニナル!
「出産体験!アンビリバブ− 〜特別編 密着40日自宅出産SP」
途中から観たので、この人がどういう事情で自宅出産を選んだのかはわからなかったのですが、「キニナル!」のサイトにこうありました
http://www.fujitv.co.jp/kininaru/ichioshi/20091214.html#20091214
(時間がたつと削除されてしまうみたいです)
出産経験のある女性アナウンサーは涙ぐみながら、
「慣れた場所で、夫に手を握られて、子どもに応援してもらって……それは頑張れますよねえ」「陣痛中は、家事でもしていれば気が紛れていいかもしれないですねえ」
などと全面肯定。
何かあったときの搬送手段とか、病院との関係とか(今までの検診をどこでやってたか)は、見た限りではまったく語られていませんでした。
お産が迫ったときには助産師さんが「出血どめ」と称してレンコンジュースを作る場面も。この妊婦さんは、先に破水してしまったのですが、抗生物質の投与を検討するなどといった場面は、カットされた可能性もありますが、いっさい出ていませんでした。嘱託医も、いるのかいないのかすら、わかりません。
今時あまりにずさんな内容だったので、番組あてにメッセージを送っておきました。
http://www.fujitv.co.jp/kininaru/message/index.html
「さくこ」で出しました、表示されるかどうかはわからないし、うまく書けたかどうかもわかりませんが……。
ワイドショーなどはほとんど観ないのですが、今朝はたまたま目につきました。油断も隙もありません。
42. さくこ — December 16, 2009 @10:37:32
「出産体験!アンビリバブ− 〜特別編 密着40日自宅出産SP」
へのメッセージの件ですが、
どうも「掲載いたしかねる場合」に合致してしまったようです。
本人がどうとかいうことには触れず、番組作りの姿勢に対して書いたつもりだったんですが……他のメッセージを見ると肯定的なものばかりなので、どうやら場違いだったようです。
「感動した!」とか「私も自宅出産やってみたい!」という意見は表示されていて、暗い気持ちになりました。
無駄かもしれませんが、フジテレビにメールしてみます。
43. TEN — December 17, 2009 @21:14:26
既に私より後の日時の投稿が掲載されていましたから、未掲載というわけではなさそうです。番組感想欄には「私も次は自宅出産にチャレンジしたい」という投稿をはじめ「感動しました」の投稿ばかり。批判的な意見は一切載せないという番組の姿勢に憤りを感じます。
44. かとう — December 17, 2009 @21:19:31
判断するって事ですよね。<番組側
そういう意見は、BPO(放送倫理・番組向上機構)
http://www.bpo.gr.jp/
へいう方がいいとおもう。
ありがとうございます! 同じ趣旨の意見が、違うタイミングで二つ来た、というのはなかなか効果的なのではないかと思います。
かとうさん
誹謗中傷扱いされたかどうか、は微妙なんですよ。というのも、キニナル!のメッセージ送付画面の下に小さく、注意書きのリンクがありまして、そこに
>フジテレビのホームページには、BBS(電子掲示板)や、投稿フォームなどのように視聴者のみなさまからの投稿を受けつけているコンテンツがあります。それらのページに頂いた情報は、メールや本名など個人を特定できる情報を除いて、みなさまが別段の意思表示をされない限り、このホームページや放送、当社の広告宣伝などで利用させて頂く場合がありますのでご了承ください。
と書いてあるんですね。これが本当なら、TENさんと私の意見も、どこか違う部署に回されている可能性があります。(クレームとか苦情係、かもしれませんが)
好意的に解釈すると、出演した一家に配慮して表示しなかったのかもしれません。何しろ顔出し名前出し自宅出し、ですから、批判が集中して炎上したらまずいと思ったのかも。
とはいえ他の特集の感想からしても、批判的なものは一つもなかったので、そういう欄なんでしょう。「応援」とか「感動」とかつけてほしいですよね、メッセージの上に。
さて
フジテレビにはこういうのもあります
「新週刊・フジテレビ批評」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/ftvhihyo/index.html
フジテレビが自らの局の番組を検証する、という番組のようです。
私はこちらにもほぼ同内容のメールを送付いたしました。TENさんもいかがでしょうか?
46. ふぃっしゅ — December 22, 2009 @13:20:40
平成20年の1年間の助産院および自宅分娩の統計を助産師会が出しています。
自宅分娩の総数は1461件で、東京が338件、神奈川266件、埼玉110件、千葉62件で、この首都圏だけで53%です。
それ以外に多いのが、北海道87件、大阪80件、愛知56件、福岡57件、長野50件でこれらの9都道府県で全体の75%になります。
自宅分娩がゼロの県は6県ありました。
この数字が意味することは、周産期センターや総合病院が集中している地域で自宅分娩の大半が行われている現状です。
次に、分娩時にどれだけ医療機関への転院があったかについてですが、たとえば東京では分娩時の緊急搬送が8件、非緊急搬送が6件あり、東京で自宅分娩をした産婦の4%が医療機関へ搬送されています。
新生児については、緊急搬送・非緊急搬送それぞれ4件、計8件2.3%の児が医療機関へ搬送されています。
統計は重症度や死亡などの分類がないため、医療機関への搬送の実際はよくわかりません。
助産師会が自宅分娩の現状について、公正な立場での報告をまとめない限り、通常の周産期関係者は、「自宅分娩は大丈夫ですよ」といえる根拠は何もありません。
言えることといえば、東京で自宅分娩をする25人に一人のお母さん、50人に一人の赤ちゃんが医療機関へ搬送する必要があり、異常の程度や医療処置を受けるまでに時間がかかればさらに生命への危険性も高くなることです。周産期救急の受け入れ先が少ない地域では、さらに生命への危険は高くなります。
47. さくこ — December 22, 2009 @16:26:59
ありがとうございます。こうして統計で見ると、具体的でわかりやすいですね。「自宅出産」なんかとてもオススメするような状況ではないというのがよくわかります。
私、埼玉なんですけど、110件もあるのか……とちょっと暗い気持ちになりました。自宅から徒歩十分のところにある公立の総合病院では、小児科医の不足により小児科全般、分娩の扱いは休止中です。末っ子を産んだところなんですけどね……私の子どもたちが出産する年齢になったころ、一体この辺りに産む場所はあるのか、と大変心配です。そういう意味で、もうはっきりと自分の問題でもあります。
BPOはうさぎ林檎さんの例にもあるように、望み薄のようですが、一応この数字も加味して送ってみます。
あとは、私の住んでいる地域の自治体が、お産の環境や、実態をどのくらい把握しているのか確認してみようと思います。産科医が足りないなら助産院とか自宅で産めばいいじゃん! なんて、まさか行政は考えてないとは思いますが、念のため。
48. ふぃっしゅ — December 23, 2009 @08:27:05
本当は、このエントリーに関係した最も重要な部分ですね。
れんこんの栄養について。
http://www.o-e-c.net/syokuzai/rencon.on.htm
上記のサイトで、「漢方では産後のうっ血を防ぐと言われている」「胃潰瘍、十二指腸潰瘍に対し止血効果がある」「消炎、止血効果がある」らしい・・・ということが書かれています。
http://kenko.it-lab.com/shokuhin.php/49/
上記のサイトでは、「滋養になるが、それ以上のものはない」と書かれています。
分娩時の出血は、弛緩出血とそれ以外の出血があります。
児と胎盤が出た後の子宮内面は大きな傷と同じ状況ですから、子宮は自らギューっと収縮することで出血を止めようとしますが、収縮が悪く出血する場合が弛緩出血で、あっというまに500ml以上になります。
それ以外は子宮や産道内などにできた傷からの出血で、小動脈が傷ついた場合など、やはりあっという間に噴き出すように出血してきます。
出血量が増えると、DICといって今度は体内の止血機能が効かなくなりさらに出血傾向が高くなり生命の危険を伴います。
分娩時の出血の対応は、まず子宮収縮剤を投与し、弛緩出血以外の原因はないか探し、同時に循環血液量を減らさないように点滴をします。
分娩時の「止血」は、子宮収縮剤が主です。
通常の外科などで使用する止血剤(アドナ・トランサミンなど)も、ほとんど使用しません。
れんこんには止血効果のある成分はないようですし、あったとしても、分娩時の出血の対応に使用するには、まったくその機序が違います。
こうした根拠のない民間療法を、たとえ気休めになるからという理由であっても勧めることが問題であることを認識できないことが、問題なのです。
おそらくれんこんジュースもホメオパシーも、それを使う助産師にとってはたいした違いはないのでしょう。
49. さくこ — December 23, 2009 @11:02:16
レンコンジュース……私も気休め? と思ったくらいで流していましたが、ふぃっしゅさんのご説明ではたと気づき、番組紹介に後から載せられた助産師のHPをみてきました。
http://josanpu-ishimura.com/index.html
このひと、宗教ですね……orz
「よくある質問」の「お産が重なったら?」という質問への回答に
「重なった場合でも、対処できるように助産師が控えておりますので、ご安心ください。皆さまが順調にお産できるようよく祈念してます。」
「祈念」のところにリンクが貼ってあって行き先は○○教。
フジテレビやBPOに送ったメールの趣旨はあくまで「危険の大きい自宅出産をテレビで安易に取り上げるな」ということで、破水した妊婦への対処の疑問は書きましたが、細かいところまでは言及しませんでした。全然些細な話ではなかったですね。
話の流れとしては、ご実家近く? で一人目を産んだ時、孤独なお産だった、という奥さんが、旦那さんの反対を押し切って自宅出産を選択、という感じでした。
宗教にハマった奥さんが自動的に自宅出産に流れたのか、それとも自宅出産を選択した結果たまたまその助産院(近所みたいなので)に当たったのか……確かめようはありませんが、怪しい匂いはしますね。
うさぎ林檎さんの「テレビを信用するな、という方を啓蒙していったほうが早いかも」というご意見が身にしみます。