http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20090625_1.html
そもそもゲルマニウムを含まない商品があるなど、めちゃくちゃもいいところですが、個々の商品もさることながら、今回の発表で最もだいじなのはこれでしょう。
...........................
全ての銘柄に、ゲルマニウムが健康に対する何らかの効果を示す旨の表示がみられたが、独立行政法人科学技術振興機構の科学技術文献データベースで検索したところ、科学的根拠を示す文献は確認できなかった。
............................
つまり、テスト対象となった個々の商品だけではなく、「健康効果を謳うゲルマニウム商品全般に科学的根拠がない」と言っているわけです。
そして、これに関連して消費者へのアドバイスは
...........................
テスト対象銘柄に表示されていたゲルマニウムの健康への効果は、文献調査及び製造・販売業者に対するアンケート調査を実施したところ、根拠となる科学的データが確認できなかった。ゲルマニウムブレスレットを購入する人は健康への効果を期待すべきではない。
..........................
業界への要望は
..........................
ゲルマニウムのヒトに対する効果に関する表示について、明確な科学的根拠がなければ表示を取りやめるよう要望する。
...........................
行政への要望は
.......................
ゲルマニウムの健康への効果について、科学的根拠を示す文献が確認できなかった。景品表示法上問題があるおそれがあるため、監視・指導の徹底を要望する。
.................
「ゲルマニウムの健康への効果について、科学的根拠を示す文献は確認できなかった」です。そして、業者も根拠を提出できなかった。
これでゲルマニウム商品の問題は基本的に終了のはずです。
この情報がきちんと行き渡れば、ですが。
しかし、それでも「ゲルマニウムは体によい」という迷信は生き残るのかもしれません。
[追記]
下でもコメントがありましたが、ここで問題になったのは「身につけるゲルマニウム」でした。まあ、淡谷のり子さんの「ゲルマニウム・ローラー」から何も進歩していないということでしょう。
ほかに「飲む」ゲルマニウムがあります。純ゲルマニウムや酸化ゲルマニウムは腎臓障害を起こすので、サプリメントとして摂るべきではありません。いわゆる「有機ゲルマニウム」には副作用がないのではないかと信じている人はたくさんいるようです(なんらかの意味で常識的な摂取量での話だと思います)。いっぽう、やっぱり副作用があるようだ、という説もあります。ゲルマニウムは必須元素ではないので、「副作用がないかも」くらいのものなら、摂らなきゃいいんじゃないか、と思います。ちなみに「有機ゲルマニウム」の代名詞である「浅井ゲルマニウム」はかつて健康被害を起こしたことがあります。「不純物のせい」ということになったと記憶しますが、なにしろ純ゲルマニウムや酸化ゲルマニウムが混じっていてはまずいわけです。
それから「ゲルマニウム温浴」ですか。まあ、害にはならないのじゃないですかね。ゲルマニウム特有の効果があるとは思えませんが、どうでしょう。
[追記 7/1]
浅井ゲルマニウムの健康被害事件は「不純物」というより、無機ゲルマニウムを有機ゲルマニウムと称して売った偽物のせいだったようですね。
(会社としての)浅井ゲルマニウムのサイトに以下のページがあり、この件についての詳細な検討がされているようです。
http://www.asai-ge.co.jp/safety/report.html
ただし、
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail979.html#5
には消費者向けの情報として
.......
「無機とは異なり、有機ゲルマニウムは安全である」として、それを含む製品が販売されています。しかし、有機ゲルマニウムとして販売されていた製品の中にも、成分分析によって無機ゲルマニウムを含有したものが存在していたことが明らかにされたり、有機ゲルマニウムそのものにも毒性があることが報告されたりしています。
.......
とあり、最後のほうに
.......
ゲルマニウムの効能については、医薬品として承認されているプロパゲルマニウムを除き、その科学的根拠のある有効性・安全性の情報はほとんど見当たりません。また、ゲルマニウムを通常の食品以外の濃縮物や添加物として摂取した場合、生死に関わるような重篤な副作用も起こります。このようなことから、有機ゲルマニウムという表示をした製品であっても、消費者の方が自己判断で安易に利用することは安全ではないと考えられます。
.......
とも書かれています。
こういう警告がされていることは理解したほうがいいですね
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail35.html
も参照のこと。
ちなみに、浅井ゲルマニウムは海外文献ではGe-132と書かれていますので、Ge-132で文献検索すると、いろいろ出てきます。














この記事に対するコメント[43件]
1. ぴら — June 26, 2009 @15:38:09
参考に、「健康食品」の安全性・有効性情報 にあるゲルマニウムの情報も張っておきます
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail35lite.html
「飲む」系については、昔からいろいろと話があります。
もっとも悩ましいのがいわゆる「有機ゲルマニウム」で、それ以外は基本的に「飲まないほうがいい」と言っちゃっていいと思います。
「有機ゲルマニウム」については長い歴史がありますが、たぶん「飲んでも意味がない」でいいのかと思われます。もしかすると、「飲まないほうがいい」なのかもしれません。
3. SY — June 26, 2009 @16:18:01
この手のゲルマニウムも含め
健康グッズは、如何わしいのが多すぎですね。
最近見たのだと
もぐさを繊維に練りこんだお灸のような効果があるサポーターとか
ワケがわかりません。
灸は燃焼させないと熱は深部に浸透しないのですが。
公正取引委員会に一度連絡したことはあるんですが。
もぐさを燃さずに使うというのは、新しいですね。
もぐさそのものに効果があると思うわけですか。
でも、改めてWikipediaとかで調べてみると、そもそも何故ゲルマニウムが健康グッズとして扱われるようになったのか、その経緯がよくわかりませんね。
流行りの始まった時期がそもそも私の物心つく前なんだなあ……。
この手の「金属健康グッズ」では、最近新顔としてチタンが注目されて来ているようです。
初めて見た時は「よりによってチタンかよ!」と思わずツッコミを入れてしまいました。
チタンは金属アレルギーを起こしにくいところがミソでは。
7. 技術開発者 — June 26, 2009 @16:33:33
ずいぶんとあちこちで書いたのですが、ゲルマニウム系の健康食品では死亡者も含む健康被害が出ています。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail979.html#5
まあ装身具などは身につけても特に問題はないと思いますけどね。
でもねぇ、なんていうかシャンプーに入っている香料とか防腐剤みたいなものに関しては「経皮吸収されて、死産の時の羊水からシャンプーの香りがした」なんて嘘っぱちの都市伝説を信じちゃう癖に、毒性が言われていても装身具は平気で身につけるというメンタリティーは私には分からないです。
ときどき消費者センターに頼まれて話しますが、「ゲルマニウム・ブレスレットを削って飲んだりしないように」といいます。
9. ゆんゆん探偵 — June 26, 2009 @17:40:48
なるほど、原材料のゲルマニウムは純度が高い物を使っているけど、それをセラゲルマ合金とやらにどれだけ配合しているかは記載していないわけですね。
確かに嘘はついてない(苦笑
こんな商品なのですが・・・
http://www.rakuten.co.jp/tmplan/672842/672856/861907/
https://www.iimono-059.jp/ngc/catalog/F040_1.do?shohinno=55601
この開発者は医学博士という肩書きですが、医師ではありません、柔道整復師です。
法律上、灸治療は灸師か医師しか行えません。
この商品を作ること自体は治療ではないので、グレーゾーンですが・・・。
この人物の医学博士という肩書きも、論文サーチで検索してもヒットしないところを見るとディプロマ臭いですし・・・。
患者さんが、こういったサポーターに頼っているのを見ると、心がいたみますし、医療業界に居る人間としては、迷惑な商品です。
燃さなければ使えると。
必要に迫られて作ったものでしょうか。それにしても、妙です
12. xaoc — June 26, 2009 @20:20:54
ゲルマニウム温浴も人気がありますよね。
ところで、温泉の効能ってのが泉質によっていろいろですが、
こちらの科学的根拠はどうなっているのでしょうか。
13. 小林泰三
— June 26, 2009 @20:49:42
14. nabe — June 26, 2009 @21:41:55
たぶんそれは無いと思います.
原子核の実験において,ゲルマニウム検出器は最高のγ線検出器ですし,かつ大変高価です.
#安かったら,沢山欲しい...
http://www.kanzawa.com/keitoss/beru/g11.html
↑
これですが、ベルクリ(旧カネボウ)の毛糸です。
ゲルマニウムをポリエステルに練りこんであるそうですが、
>長く電気的特製を保ちます
というのは、一体何のことなのでしょうか?害はなさそうですが、
手編み糸としては割高の上、色数が少ないので手出しする人は少なそうですが。
16. 普通の電気設計者 — June 26, 2009 @21:49:37
もちろん、材料としてです。
17. 憑かれた大学隠棲 — June 28, 2009 @01:42:13
2年ほど前に嘘ニュースを作ってしたら当てってしまってびっくりですw
レアメタル備蓄に新機軸 障害報告@webry/ウェブリブログ
http://lm700j.at.webry.info/200708/article_24.html
cellの生産ラインの売却と安全なジェットコースターの話もあとで本当に起きたので、最近はあれすぎて書いていません。
買った側からすればお金を払って体によさそうなものを身につけた、という事実のみでも、プラシーボ効果なのか気が晴れるのか効果があるんですよね。今回の「ネタ晴らし」での一番の被害者は効くと思い込んで効いちゃってた人かもしれませんね
18. 猫轍守衛 — June 28, 2009 @11:45:25
はてなダイヤリーにも書いた件なのですが、ゲルマニウムにチタンというのを売りにしている商品なら、『あるある』事件起こした関テレの親会社の身内(発祥が純然たる意味での阪急系企業ではないものの)がこんなもの売ってる様です。
《チーム真弓 猛虎ネックレス - 阪神タイガース公式オンラインショップ T-SHOP http://shop.hanshintigers.jp/m/goods/index.html;jsessionid=BA9368CA5E755D5B48E3110710A6277D.tshop4?gcd=&ggcd=5188&cid=player
しかも値段は3万円こえてます。本革製という事も含めて二重三重の意味でダメな商品かと。
個人的には阪急阪神は『あるある』の件、全く反省してないんじゃないかなと前々から思ってた節があったのですが、これで確信してしまいました。
19. mohariza — June 28, 2009 @17:19:31
似たシステムは、いっぱいある筈です。
このような物質は必要量を摂取すれば十分で、それ以上は無意味か場合によっては有害ということもあるでしょう。
「亜鉛は体に良い」という表現は聞いたことがありませんし、必須な物質と「体に良い」は似て非なるもののようです。
体に良いとされる元素系としては「ラドン温泉」があります。
非日常的な物質で科学っぽい匂いがするという点で、ゲルマニウムと一脈通じるものがあるような気もします。
ラドンに安定同位体は存在せず全て放射性同位体で、(キュリー夫妻が発見した)ラジウムがα崩壊してラドンになり、ラドンの名称は「ラジウムからうまれた気体」に由来とのことです。
ラジウムはキュリー夫人のこともありますし、以前は医療分野等で放射線源として使われていて(現在はコバルト60)知名度が高く、ラドンもそれに引きずられるものがあるかと思います。
なお、怪獣のラドン(どちらもスペルは radon)も知名度に寄与していそうですが、こちらは翼竜プテラノドン(Pteranodon)に由来し、たまたま同じになっただけでした。
http://ganbanyokusenmonka.seesaa.net/
ウィキペディア「ラドン」では「ラドン温泉」の効能のエビデンスはないとありますが、それはともかくとして、何にしてもラドン温泉の効能を放射線に求めることはあるまいと思ったら、「微量放射線」なる言葉が出てきてどうも怪しげな雰囲気です。
きちんと調べようとしている研究者もいるはずですが、今のところ、その当否についてのコンセンサスは得られてないのではないでしょうか。
22. うらじろ — June 28, 2009 @17:45:21
23. 某大学放射線施設職員 — June 29, 2009 @09:05:35
放射線ホルミシスについて記載がありましたので、自分の立場から現状を言わせていただきます。
年に何度か子供達相手に放射線についての催しを開催するのですが、その場でGeやTiの装身具についてのことを聞きます。(主に親御さんからです)注意書き等に低線量放射線による効果が書いてありこんなところでもつかわれているんですねと聞かれると、こちらとしてはう〜んといった感じです。自分もある電器店で処分品として並んでいるGeブレスレットを見ましたが、ひどいものでした。「Geから出ている放射線が細胞に刺激を与え、生命活動を活発化させる」のような内容で、正直売り場で笑うのをこらえるのに必死でした。
親御さんたちには基本的に自然界のGeは放射線を出すものではないこと(安定同位元素であること)、もしGeから放射線を出すブレスレットがあれば、おそらくは原子炉等で中性子等を照射したものであり、法律的にまずいものですよと説明をしています。実際、過去にタイだったと思いますが、照射された宝石(キャッツアイ)が市場に出回ったことがありましたので、まったくないとは言い切れませんが、もしそうであれば持ち出した我々のような職員は処分ものになりますので、実際には行わないであろう事は明らかです。わずかな小遣い稼ぎになるとも思えませんし…
まあ、業者が勝手に言っているだけなんでしょうけど。もし必要があればGe半導体検出器で核種同定してやりますけどね(笑)湯の花等を計ったりしてデータは取ってますんで、うちの施設の教員も駄目とは言わず、興味もってやってくださるとは思いますんで、機械があれば計って見ます。買うお金(小遣い)が勿体無い気がしますけど…
ゲルマニウム商品にまでホルミシスを謳うものがあるのですか。わけがわかりませんね。
放射線ホルミシスはいわゆるマージナル・サイエンスなのだろうと思います。もしかしたら、どこかでなにかの効果があるのかもしれないのだけど、仮にそうだとしても、積極的に作り出して利用するようなものではなさそうです。
誤字の訂正です。
×機械があれば計ってみます →○機会があれば計ってみます
施設に機械はありますが、測る機会がありません(笑)もちろん、ブレスレッド等を買うのが勿体無いからですが…
26. SF物理マニア — June 29, 2009 @17:34:42
マグネットを使った、車の燃料消費改善というのもあります。
温泉ではラジウムがいまだに多いようです。
原子炉の研究者は、放射能を浴びたほうがいいなということを行っていた先生もいたようです。
名前は忘れましたが、京都大学の先生だと思いました。
水商売以外にもいやたくさんあります。
27. YMN — June 29, 2009 @20:51:54
ウラニウム(ドイツ語: Uran、英語: Uranium)、プルトニウムなどから「何とかニウム→核物質」というイメージになりがちなのかもしれません(日常的な「何とかニウム」ではアルミニウムがありますけど、こちらはアルツハイマーとの関係が噂されたりしています)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%B9%E5%8A%B9%E6%9E%9C
----ウィキペディア「ホルミシス効果」より引用
ホルミシス効果(-こうか)は、1978年当時ミズーリ大学のトーマス・D・ラッキー生化学教授の著書によってもたらされた概念であり、生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用をいう。ホルミシス効果はホメオパシーと同一視され、実際にホメオパシーのレメディとして放射能を持つと称される物質が利用される。
----引用終了
こんなところにもホメオパシーが登場してくるのでした。
28. 某大学放射線施設職員 — June 30, 2009 @12:28:02
SF物理学マニア様
>類似的な商品にマグネットのネックレスもあります。
>マグネットを使った、車の燃料消費改善というのもあります。
>温泉ではラジウムがいまだに多いようです。
確かに結構多くの健康グッズで放射線利用が言われていることは多々あります。特にいまだに「マイナスイオン」と記載のある商品に一緒に放射線ホルミシスについての記載があります。岩盤浴の装置?などにもホルミシスが書いてあったり…
放射線ホルミシス効果自体は実証や検証が難しい(ほぼ不可能)ため、かえって色々と利用されているような気もします。
>原子炉の研究者は、放射能を浴びたほうがいいなということを行っていた先生もいたようです。
>名前は忘れましたが、京都大学の先生だと思いました。
どの先生だろうと思いましたが、多分まじめな話で言ったのではないような気がします。 自分が勤めているような施設の先生ですと、多分話の途中でこういった説もありますよという程度でしか話をしないと思いますが…
特に京大はRIセンターや原子炉の方々は啓発活動も多くやっておられて、自分の知っている先生方が話をされるような気はしません。ひょっとしたら放射線とはあまり関係のない、門外漢の先生かもしれませんね。
29. お代官 — June 30, 2009 @13:18:12
岩盤浴コーナもあるのですが、そこには、「トルマリン」「ラジウム陶板」「ゲルマニウム」などがあるそうです。
また、「気功風呂」もありまして、「気功」の「成分」がとけ出しているそうです。
私のお気に入りで、サウナのストーブに水をかけて水蒸気を出して、それを大きな団扇で仰いでくれるローリューサービスというのがあるのですが、水蒸気にはたっぷりの「マイナスイオン」が含まれているそうです。
温泉大好きなので、また行きます。
陰謀論とかオカルト、似非科学を常日頃馬鹿にしながら
ひっかかってるのが恥ずかしい限りです。
正直98%くらい似非だと分かっていましたが…
勿論効果などありませんでしたが。
なんというか、自分のことながら分析してみると、
馬鹿だなあと思うのですが理由もありまして、
漫画が読めないくらいの重度の眼背疲労とか肩こりとか
、所謂、不定愁訴とか呼ばれるものの原因って病院10件とか回っても
分からないもので、ネットに落ちてるクズ情報でも、2.3千円とか
で試せるのは一応やってみる、って心理になるんですよね。
まあ、相手の思う壺なのですが・・・(汗)
癌とかそういうのに比べると、めちゃくちゃショボいんですが
本とか読めないんで地味にきつかったりするわけです。
眼科医はパソコン使うなとか言うくらいで、ほとんど使わなくても
治らないものなんですよ。そうするとフラフラと足がそっちに・・・
余談ですが、
そんな中、親に連れていかれそうになった病院に東京脳神経センター
http://www.tokyo-neurological-center.com/topics/index.html
ってのがあるんですが、頚性神経筋症候群って病気を独自に提唱してるん
ですが死ぬほど怪しいです。というかそこの松井孝嘉という医師しか
言ってない病気なんですが。
ようは、眼精疲労だから首が凝るんじゃなくて、首が凝ってるから
眼が疲れるんだ。という理屈で、四国の病院で寝たきり長期入院させて
首の凝りを取るという治療で島流しにされるかと思いました。
ネットでやばい感じの情報が流れてたので結局行きませんでしたが。
っていうか、眼精疲労の人なら誰でもほとんど当てはまる問診表
かかせて、即座に頚性神経筋症候群って診断するっていうのが、
無茶な話で。
一番怪しさを感じたのが、
頚性神経筋症候群−克服の日記
http://www.cnms.info/isaiah/index.php?itemid=123
っていう部外者が書いた風を装っているブログなんですが、
明らかに提灯ブログで、2ちゃんとかだと悪どくかかれている
院長を「おっちゃん」とか気色悪い呼び方してたり、
何故か部外者なのに、院の批判者をひたすら批判してたり、
これ読んで信じてたらさすがに馬鹿だろ、という内容で
一読の価値はあるかと。明らかに逆効果ですよ。
ちなみに、雅子妃殿が頚性神経筋症候群じゃないかって、この医師が
週刊文春か新潮かで患者を見もせずに診断していたのを
父が見てそれから私は知ったのですが。
長くなりましが、ひっかかる人が増えるとアレなんで書いてみました。
既出の情報でしたらスルーして下さい。
31. TAKESAN — July 1, 2009 @01:38:33
YKさんご紹介の「病気」、前にNATROMさんが言及してらしたように思います。仰るように、かなりいかがわしいと言うか、科学的根拠(エビデンス)が不充分なままに喧伝されているという印象です。
首周りの凝りがその他の部位の不快感や疲労感に繋がっている、という考え自体はあって良いのだと思いますけれども(仮説として検証すれば良い。個人的には興味のある所です)、確認を疎かにして、やたらに「治療」の効果を謳っているものについては、眉に唾をつけて見るべきなのでしょうね。と言うか、「治る」と断定的に紹介しているので、松井氏のものについては、現在の所は論外と看做して差し支え無いのだと思います。
強い凝りがあるとの事で、取り敢えずは別のものとして、眼精疲労の方は眼科の先生を受診して、並行して凝りを緩和する方面のプロにもかかる(マッサージ的なものや適度な運動等。こっち方面も怪しいのが一杯あるのが困りものですが…)のが良いのかな、という気はします。日常的に凝りがあるのは不快ですしね。それが緩和されるに こした事は無いので。
私も以前、強い全身の凝りや疲労感を常時持っていた時期がありまして、かなり辛かったです。なので、少しはお気持ち(と言うか、身体の「感じ」)を察する事が出来るかも知れない、と思って書いてみました。
ちなみに、その疲労感等は、今は改善されたのですが、それは主観的評価であり、個人的経験の域を全く出るものでは無いので(受診した訳でも無いので)、どのような経過を辿ってそうなったかについては、具体的な事を書くのは、無責任でありますので、差し控えたいと思います。
32. TAKESAN — July 1, 2009 @02:05:22
http://item.rakuten.co.jp/book/5951208/
↑
ここで目次を見ますと、なかなかの「書きっぷり」のようです。
---
kikulogをお読みの方に誤解される事は少ないと思いますが、一応補足を・・。
ある仮説や理論があり、それがまだ充分なエビデンスによって確認されていない場合、その説は未科学的な論として考えられると思います。従って、「そんなメカニズムで症状が出る訳が無い」などと認識してはいない事を、お断りしておきます。
33. tangtong — July 1, 2009 @12:20:04
34. atlantis_sawamura(Hatena) — July 1, 2009 @20:49:17
医者だって、因果関係の解明自体はものすごく大変なのに、多分簡単にできると思ってしまっているんですよね。
なんのために製薬会社が二重盲検法をするのかしっているのかなあ...。(いわゆる、プラセボ問題ですね。)
ベイズ推定、結構医者は誤答するらしいし。
この手の話は、よく考えると怖いかも。
http://www.gsic.jp/support/sp_03/kts/index.html
----引用開始
「がん患者さんが多くなりだしたのは10年ぐらい前からですね。NHKのドキュメント番組で取り上げられてからです。それが次々に口コミで広がっていったのです」工藤さんはそう言います。テレビで取り上げられたのが、この玉川温泉の岩盤浴です。ここから口伝てで尾ひれを広げながら次第にがんと岩盤浴の関係が強化されていったようです。こうして温熱効果と微量の放射線効果でがんが縮小、消滅するという岩盤浴神話が生み出されたものと思われます。
しかし、これは医学的、科学的には何の根拠もなく、あり得ない話です。岩盤浴を終えた1人の男性がゴザを巻きながら独り言をポツリと吐きました。「温泉でがんがよくなるわけないよ。1年も通ったけど、がんはよくなっていない。気休めさ」。その独り言が聞こえたとき、ぼくは「あっ、そうだ。気休めなんだ。がんという得体のしれない敵と闘うとき、この気休めが必要なんだ」と思いました。
【中略】
--2ページめより引用
奇跡は起こらない
玉川温泉側もその見地に立っていて、温泉の効能書きには、悪性腫瘍、つまりがんは、適応症ではなく、重症心臓病や重症高血圧症とともに、禁忌症の中に含めています。つまり温泉の中に入ってはいけない病気になっているわけです。
----引用終了
テレビの影響力はやはり大きいものがあるようです。
それにしても玉川温泉側では積極的に肯定しているわけでないのは意外です。
ひとたび有名になると奇蹟の体験者(必ずしも本物の奇蹟とは限らず、とりあえずそう見える人)も多数になって知れ渡るでしょうし、人が集まるサイクルが形成されるのでしょう。
がんの放射線治療は実際にあり、そんなことも影響しているのかもしれませんが、あちらは半端でない強度で目的部位になるべく集中させてのことでしょうし、微量にしてランダムな放射線とは話が別というものでしょう。
それにしても藁にもすがる思いで、がんに当たってやっつけてくれることを期待したくなる気持ちは分らないでもありません。
上の筆者は実効の無い「気休め」と知りつつ「気休め」に肯定的なのが印象的です。
抗がん剤や放射線治療などの現代の治療は「体に悪い」ギリギリの線でがんを攻めるというあたりで、「体に良い」と「がんに有効」は別の話なのですが、ラドン温泉とかのイメージでは連続的に繋がって同居しているようです。
イメージということでは、紫外線は過度でも極端に少なくても健康被害に繋がり、放射線がそれに引きずられるものがあるのかもしれません。
36. atlantis_sawamura(Hatena) — July 1, 2009 @21:05:06
> 解明されていないからと言って非科学とは限らない。
# 類似品に「暖めればすべてが」「水不足がすべての原因」とか、いろいろありそうな気がするのは、私だけ?(苦笑)
37. atlantis_sawamura(Hatena) — July 2, 2009 @03:24:20
本来は積極的に肯定しているわけじゃないのに、多分、治りたい、という心理がハロー効果みたいのを生むんじゃないかと思います。
> 「奇跡の治療方法、と呼ばれる諸々のもの」
38. お代官 — July 3, 2009 @02:54:16
ホメオパシーもEMも。健康や環境保全は二の次で、それ自身の利用の方が目的になっている。
#政治の世界では「優勢民営化」が財政や民業圧迫などの「すべてを解決」するネタにされていた
39. おっさん — July 12, 2009 @14:37:49
メーカー名などは忘れましたが、ごく初期のゲルマニウム健康グッヅは
ダイオードの「整流作用」をわざと拡大解釈して「生体電流を整える」
などのうたい文句で売っていました。時期的にもちょうどゲルマニウム
トランジスタがなくなる頃だったと思います。形状はというと、
ピップエレキバンみたいな粘着シートに、本当に四角い半導体チップを
貼り付けてありました。
アスベストなどと肺がんとの関係にラジウムの蓄積が関与しているのではという研究です。
そうなると微量な放射性物質が「体に良い」どころか悪さをしていることになります(もっともそれで必ずしも「体に良い」の完全否定にはなりませんけど)。
41. tadys — August 1, 2009 @07:29:32
これが本当ならラジウムを含まないカーボンナノチューブはその分だけ安全ということですね。
42. YMN — August 1, 2009 @11:08:46
アスベストなどにラジウムが大量に含有されていると解釈されたようですが、そうではなく因果が巡って(自然に存在する)ラジウムを吸着して集めてしまい被爆する形になるということでしょう。
43. feld — October 28, 2009 @18:58:19
るるどin尼崎
http://hccweb6.bai.ne.jp/rurudo-in-ama/index.htm
が紹介されていました。
ゲルマニウム温浴30分でマラソン10kmの効果(なんの?)らしいです。
ただ一応右下にテロップで効果に個人差はありますと出てたのはマシな点かも
WEBを見ると「デトックス」「好転反応」など気になるキーワードがたくさん。
もともとテレビに期待はしてませんが信じる人がでてくると考えるとなんだかやるせなくなります。