研究概要

私たちは, 統計力学・非線形動力学を基礎として, 物理学と生物学や工学などとの学際領域を主として計算物理学的手法によって研究しています. また, 相転移などの統計力学の基本問題およびそれを扱うための計算手法についても研究を行なっています.

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待兼山コロキウム
日時
2011年11月10日(木) 13:30
場所
大阪大学サイバーメディアセンター・豊中教育研究棟6階 605実験研究共用室
会場地図
豊中キャンパスの地図12番の建物です.
題目
磁場中ジョセフソン接合配列における磁束ストライプのスティック・スリップと摩擦転移
講演者
吉野元 氏(阪大)
要旨

摩擦現象において、スティック・スリップ運動がしばしば観察される。 我々は、外部電流によって駆動された磁場中ジョセフソン接合配列において、 スティック・スリップ的なスライディングによる特異な非線形電気伝導が起こる事を、 数値シミュレーションと理論解析によって見出した。この系では、磁場による フラストレーションが重要で、フラストレート磁性の問題と関連する他、 固体表面の摩擦現象、非整合電荷密度波系と密接な関連がある。

理論的にはFrenkel-Kontorova 模型や松川-福山模型などの摩擦模型の解析で 有用であったHull関数の方法を拡張してこの系の静的・動的性質を解析することができる。 ここでは、基底状態の磁束ストライプ構造、乱れた準安定状態、ステイック・スリップ を伴うスライディング状態について最近得られた結果を中心に議論する。

*References
  1. H. Yoshino, T. Nogawa and B. Kim, Phys. Rev. Lett. 105, 257004 (2010).
  2. H. Yoshino, T. Nogawa, B. Kim, New J. Phys. 11, 013010 (2009).
  3. T. Nogawa, H. Yoshino and B. Kim, arXiv:1108.4533
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