自分の文章が書けなくて困ってるわけですが、実は香山リカさんと対談させていただき、それが近々、本になります。自分で書かなくていいから本が出る、ということなのですけど、たった2000字の「あとがき」が何ヶ月も書けず、香山さんや出版社の皆さんに大変な迷惑をかけてしまいました。
本来なら、自分できちんと書いた本がとっくに出てるはずなんですが、そんなこんなで。待っていてくださるかたがたには、申し訳ありません。リハビリして、なんとかします。
対談の内容は、ニセ科学についての一般的な話ではなく、「信じること」についてです。悩みを語っているという感じでしょうか。
なんていうかな。スピリチュアルなどと比較して、今まで言っていた「ニセ科学はもっと大きな風潮のひとつの表れだ」という話をずっとしてるだけなので、読んでがっかりされるかたもおられると思います。悩みは尽きないということを読み取っていただければ、ありがたいです。
[追記]誤解のないように言うと、「がっかり」というのは、期待と違うと思う人もいるでしょうということで、決して、だめな本を出すという意味ではありません(^^;。ニセ科学問題のさまざまな側面のうちで、「信じること」に絞った話だということと、したがって答が出ているわけではないということです。
細木数子は終了で、ひとり勝ちと思われた江原啓之もBPOが批判しているので、今までのようにはやれないでしょう。スピリチュアル・ブームも少しは収まるのかなあと、微妙には期待していますが、どうでしょうか。その意味では、タイミングがいいのか、微妙に遅れたのか。
いずれにしろ、本が出るときにはまた告知します。
菅原明子が「7年間で約1億5000万円の所得隠し」なんだそうです。儲かるんだねえ。
菅原といえば、山野井昇・堀口昇とならぶ「マイナスイオン三人衆」のひとりで、マハリシ国際大学客員教授(いつの話か知りませんが。今は大学の名前も変わってるんで、大昔?)なんていう経歴を書いてる明らかに怪しい人です。それなのに、なぜNHK経営委員なのか。
えーっとですね、まったくわからんわけです。栄養学だの環境問題だのに特段の業績がある人とは思えないし、科学的に偉くないことは明らか。「有識者」と呼ぶにはあまりにお粗末。そして、マイナスイオンの仕掛け人のひとり。いいとこなしですよね。マハリシ国際大学客員教授なんて、「怪しいです」と自称してるようなもんです。
そんな怪しい人がなぜNHK経営委員なのか、それも結構長いあいだやってるはずで、そこが長年の謎です。
そんな菅原の名が最近新聞に出たのは、NHK新会長人事をめぐってでした。経営委員って、発言力あるんだね。
誰がどういう思惑で菅原を経営委員にしたのか。マイナスイオン問題に絡む「謎」のひとつです。
実は、しばらく前から、文章を書くことが非常に辛くなっています。
肉体的にではなくて精神的に、というか、いわゆるスランプ?(^^;
いや、スランプなんていうのはおこがましいわけで、単に「書けない」なんですけど。
正直に書きますが、「日本の論点」に依頼されていた原稿を落としました。どうしても書けないのですよ。何がいけないのか、よくわからない。同じような原稿を書きすぎ(というほど書いてないけど)たのですかね。
書けないときは本当に書けないもので、これは苦しいですねえ。
一般の文章に限らず、報告書とか申請書とか推薦書とか、そんなのもまったく書けない。
というわけで、多くのかたにご迷惑をおかけしています。
小学生時代の愛読書だった石森章太郎の「マンガ家入門」によれば、スランプへの対処法はないらしいんで(^^;、すみませんが、そういうことで。もちろん、スランプなんて言えるほど、ものを書いてはいないのですけど。
ご無沙汰してしまって、すみません。
年末から、なんだかわからない忙しさで、まったくblogに手をつけている余裕がありませんでした。
心の余裕がないと、できないもので。
そろそろ落ち着いてきたので(たぶん)、ぼちぼちと書き込みを再開するつもりです。